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ラウンド6:知らぬが仏…?

 盆栽プラザでのひと騒動から一夜開けて、目が覚めて机の上を見ましたら、なにやら見慣れないデバイスが置いてありましたわ。

 それと書き置きもありますわね、なになに…


[アンタの話を聞いたよ。そしたらあんたの名前、レイ・ヤエガキって言うんだって?私の名前にちょっと近いから、どうにも他人のように思えなくてな。手伝えることがあればなんでも言ってくれ。そこに置いてあるデバイスを使えば、他の奴らと私にすぐ連絡が出来る。いつも持ち歩いてくれよ。それと気持ちながらいくらか渡しておく、この世界の通貨を持っていないだろうからな。大切な貯金なんだ、大事に使ってくれよ?アウトランズを楽しんで! カイリより]


 カ、カイリ様〜~~!

 なんてお優しいんですの!

 それじゃ、お言葉に甘えてちょっと遊びに行こうかしら。

 でも今日の私は学びましたの、誰かと一緒なら対処してくれるはずですわ!

 それじゃ早速このデバイスを使って誰かをお呼びしましょうか…


\ピンポーン!/


 あらっ?こんな朝早くに誰かしら…

 玄関ののぞき窓をチラリと…え!?


「やっほー!遊びに来ちゃった!」


 コ、コンジット様!え、嬉しいけどなんで八重垣'sマイホームを知ってるんですの!?私教えたっけ…?

 ひとまず玄関でお話しするのなんですし、いったん中に入ってもらおうかしら。


「よ、ようこそですわ。お入りになって…?」

「わーい!お邪魔しまーす!」

「おー、レディの家に入るのは緊張するな。」

「でもあなた、レディの扱いには慣れてるんじゃなかったの?」


あ、あぁ、予想以上にたくさんいらっしゃいましたわ…そりゃ家も知ってますわね…



「そ、粗茶ですが…。」

「ソチャ?あんたの世界にはそういう飲み物があるのか?」

「違うわよミラージュ、人に出すお茶をちょっと下げて相手に説明するのよ。カイリがそういう言葉を使うって言ってたわ。」

「あんたの世界の言葉って難しいんだな、てかヴァルキリーといいバンガロールといい、なんであんたらそういう言葉知ってんだ?」


 まだ朝焼けの空なのに、私の部屋がだいぶ賑やかになりましたわね。

 まあたまには、こういう雰囲気もいいかしら。

 せっかくならこの雰囲気を楽しみたいですわね。

 でもその前に一個質問が…


「ところで、どうして我が家にやってきましたの?」

「あなたが心配だったからよ、ガッキー。」


 さてはその呼び方、皆様お気に召したみたいですわね?


「そもそも私は、あなたがこの世界に来たこと自体心配している。あなたが住んでいる世界より、この世界は間違いなく治安が悪いわ。あなたが無事に、向こうへ生きて帰るためにも、私たちが守らなければいけない。それに詳しくは聴かされてないけど、あなたがこの世界にとって重要な存在だということは知らされてる。今はレジェンド全員が、力を合わせないといけないというわけね。」


 えっと…なんだか話の規模がとんでもないことになっていますわ…


「今クリプちゃんがあんたを守るためにとっておきのアイテムを作ってる。その間は交代で護衛役をつけることになったのさ。そして、今日はこのメンバーってわけだ。ミラージュ様に守ってもらえるんだから光栄に思えよ?」

「まあ、なんて頼もしいんですの!」


 八重垣、感激ですわ!毎日レジェンドたちが守ってくださるなんて!

 それで今日はバンガロール様にミラージュ様、そしてコンジット…様…?


「あの…コンジット様はどうしてそんなにきょろきょろしてるのかしら…?」

「あ、あぁ!私APEXが大好きな人と一緒にお話ししてみたいってずっと思ってたんです!だから今日緊張してて…」

 そ、そういうことだったのですね…

 わたくしは最近APEXちゃんと追えてないけど…ゴニョゴニョ…


「コンジット、お前自分の仕事は忘れずにやれよ?もし何かやらかしちまったらレイスになんて言われるかわからねぇぞ?」

「分かってます~!でも少しくらい気楽にやったっていいでしょ、マガカパティ?」

「まあ、コンジットの言うことも一理あるわ。私達もいることだし、少しはこの世界を楽しんでちょうだい。」


 そのあとレジェンドたちと他愛のない会話をしていたら、もう朝ご飯の時間くらいになってましたわね。

 でもこの世界に朝マック的な何かはあるのかしら…?

 そんな心配をしていたらインターホンがまた鳴る。


「ようアミーゴ!食うものに困ってないか?今日の朝食をお届けに来たぜ!それじゃ次の用事があるから、またな!」


 オクタン様!なんて優しいんですの!

 お礼を言おうとしたら居なくなってしまったのだけは不思議ですけれど…


「オクタン来てくれたんだね!ってあの人もう居ないし!」


 ま、まあとりあえず食べましょうか!せっかく持ってきてくれたんですし。

 どれどれ中身は…、大きなハンバーガーですわね。

 パティの代わりに大きな揚げ物が挟まってますわ。

 朝からちょっと重たいけど、せっかくですしいただきますわ!

 しかも飲み物はコーラ!やっぱハンバーガーにはコーラですわ!


「なんだよあいつ、せっかくなら俺が作ろうと思ってたのによ。まあ夕飯でも御馳走するとするか、いったん持ってきてくれたものを食べよう。」

「ガッキーの分はこの一番大きいのにしましょう。とりあえず私もこの辺のをもらうわ。」

「○▼※△☆▲※◎★●!○□☆▼♪※○✕▲!」

「だから食い終わってから喋れって…。」


 いつの間にかコンジット様は食べ始めてたんですか…

 私もとりあえず食べ始めましょうか。せっかくですし大きな一口で…!

「…ん!これ美味しいですわね!」


 朝から揚げ物は…って思っていたけど、さっぱりしたフライで自然と食が進みますわ!

 ソースも結構いい感じの酸味、これは一個丸々食べられそうですわ!

 コーラもやっぱり合いますわね~!


「あら、結構いけるわね。」

「これ美味しいね!ミラージュのお店にも置いてよ!」

「ま、まあまあだな。俺流のアレンジさえ入れればもっと美味しくなるぜ。」


 レジェンドたちと一緒にご飯を食べるなんて思ってもいませんでしたわ。

 しかも結構おいしいご飯って言うのが、なかなか嬉しいですわね!

 それじゃこれから支度してお出かけしようかしら…


「そういえばこのフライヤー、どうやったらこんなに臭みが取れるの?」

「まあ基本的には香草とか料理酒と一緒に漬け込んでおくとかが一般的だな。それに、血抜きは必須工程だ。」


 ………え?


「い、今なんて?」

「え?フライヤーのフライがこんなに食べやすいなんて思わなかったから、ミラージュに作り方聞いてたんだ。」

「ミラージュなら腕は確かだから、私もたまに質問するわね。」

「え、えっと…じゃあ今私が食べたのって…フライヤー??」

「ああそうさ。結構下処理がしっかりしてるから、鶏肉みたいにジューシーで美味しかったろ?」


 フライヤーって、あのAPEXやってる最中に空を飛んでいる…あれですの?

 あのプテラノドンみたいなビジュアルしてる…あれ?


「え、あ、えっと…、キュウ。」

「「「ガ、ガッキー!?」」」

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