ラウンド7:疑わしき狼
…うっかり気絶してしまいましたわ。
いえ、確かに美味しかったんですのよ?
でも…フライヤーのフライバーガーだって知ってて食べていたら…こうはならなかったと思いますの。
「おい!大丈夫か!?しっかりしろ!」
「お願い生き返って!まだたくさん遊びたいよ!マガカパティ!」
「勝手に殺さないの!ガッキー大丈夫?アジャイを呼んだわ!」
…なんだか、大事にされちゃいましたわ〜…
「い、いえ…みなさま…大丈夫ですわよ…?」
「あ…ガッキー!無事だったんだね!」
ご心配なくですわ…八重垣レイ、復活ですのよ!
「良かったぜマジで…俺たちこのままじゃ夢うつつ…夢…なんだったか、まあとにかく嫌な思い出になっちまうところだったぜ。」
「確かに、夢見が悪いものね。とにかく無事で良かったわ。」
お騒がせしましたわ〜…
ところで、これからどうしますの?
せっかくのアウトランズですから、どこかにお出かけしたいところではありますけど…
「それなら道中、かっこいい俺様の武勇伝100連発でも聞くか?」
「え?やらかし200連発の間違いじゃなくて?」
コンジット様…そんな無垢な笑顔でなんて事言いますの…
あぁっ…ミラージュ様が拗ねて部屋の端っこでいじけてしまいましたわ…
「…放っておきなさい、しばらくしたらまたいつも通りのテンションに戻るわよ。」
バンガロール様、さすがに初期から一緒に戦っているだけあって、ミラージュ様の扱いには慣れてますわね…
「行く場所がないんだったらホライゾンの所に行ってお茶会、それか…」
「お兄ちゃんと一緒にトレーニング…なんてどうだ?」
ニューキャッスル様…居るなら居るって言ってくださいまし…
案の定ビックリしすぎたバンガロール様に、思いっきり殴られてるじゃないですか…
「いつから来てたのよ!」
「仕方ないだろ、ライフラインが忙しいって言うから代わりに来たんだよ。」
あの…絶妙に答えになってない…
で、でもこれで人も集まった事ですし、さらに楽しくなりますわね!
どこに行こうかな〜♪楽しみですわね〜♪
「それならパスファインダーでも呼ぶか?あのジップラインでどこでも移動出来るだろ?」
「それいいじゃん!道案内はうちらでやればいいんだし!」
それ名案ですわね!
じゃあ私も着替えようかしら…てことで…!
「皆様、今から着替えてまいりますので紳士の皆様は…言わなくても分かりますわよね?」
「あぁ、もちろんだ。」
「ばっちりだ。」
やっぱりお着替えするなら皆様には出てもらう必要がありますわね。
それにしても…ニューキャッスル様って頼りがいがありますわね…
そしてこのミラージュ様も、よく見るとカッコイイですわね…
「「シャッターチャンスなら、逃さないぜ。」」
…前言撤回ですわ!!!
〜
ということで、ばっちりおめかししたワタクシとコンジット様が助手席、バンガロール様の運転でお出かけですわ〜!
え?ミラージュ様とニューキャッスル様ですか?
さあ…あのお二人なら自力で今走っておりますわよ?
なぜかって?
…これ以上は聞かない方が身の為ですわよ、皆様。
「ホライゾンさんの作るスコーン、美味しいんだよね〜!」
ということで、今からワタクシたちはホライゾンさんの所に遊びに向かってますの!
ゆっくりお茶でも飲みながら、今日はゆったり過ごしますわよ〜!
「もうすぐ着くわ、降りる準備をして。」
分かりましたわ〜!
それにしても、先程からパトカーがひっきりなしに走ってますわね…何かあったのかしら…?
「着いた〜!」
「着きましたわね〜!」
「待たせたわね、突然連絡してごめんなさ…い?」
ホライゾン様のお家、なんだか様子がおかしいですわね。
なんというか…こう…ドタバタ騒がしいと言いますか…
「あ、おい!お前ら、ローバ見なかったか?」
マッドマギー様?いつの間にお呼ばれされてましたの?
「そんな事どうでもいいんだよ!ホライゾンの大切にしてたあのロボットが見つかんねぇんだよ!」
ローバ様?それに、ロボットって…まさか!?
「ニュート…一体どこに…」
ホライゾン様…
「まさか、ローバがニュートを盗んだって言うの!?」
「それしか考えられねぇだろ!少し目を離した隙に突然姿を消したんだぞ?あの泥棒猫、見つけ次第始末してやるからな…!」
そんな…ローバ様が盗みだなんて…!
と、思いましたけど…
「ローバ様って…腕利きの盗賊ですのよね…」




