表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄なのか?  作者: よろず
エルディオン連邦編
PR
196/228

エルディオン連邦へ


ヴァルゼインとの打ち合わせを終えたレインたちは、その日のうちに旅支度を整えた。


護衛対象は東方諸国の商人サンロ。


荷馬車には競売で落札した古びた書物と魔法陣、交易品、そしてヴァルゼインから託された品が積み込まれる。


目的地はエルディオン連邦を構成する国家の一つ、アストレア魔導公国。


カルドニア王国を抜け、さらに二つの国を越えた先にある魔導国家である。順調に進んでも二か月近くを要する長旅だった。


翌朝。


レインたちはライゼン自由都市連合を後にした。


旅路は決して平穏ではない。


街道では野盗が荷馬車を狙って現れたが、一度交戦しただけで実力差を悟り、散り散りに逃げ去っていく。


山岳地帯では魔物の群れが街道を塞ぐこともあった。


それでも一行の足が止まることはなかった。


レインが先頭で道を切り開き、エレアが魔法で周囲を警戒する。ピリカも軽やかに荷馬車を飛び降りて魔物を追い払い、サンロは感心したようにその背中を見つめながら旅を続けた。


国を越えるたびに街並みは変わり、人々の服装や言葉も少しずつ違っていく。


西大陸の広さを実感しながら旅を続けた一行は、出発からおよそ二か月後、ついにエルディオン連邦の国境へ辿り着いた。


巨大な石造りの城壁と、その中央に築かれた壮麗な関所。


各国から訪れた商人や旅人、冒険者たちが長い列を作り、連邦への入国審査を待っている。


レインは目の前に広がる光景を静かに見上げた。


「ここからが、エルディオン連邦ですね。」


その言葉に、エレアもゆっくりと頷く。


「ええ。」


「ここから先は連邦領です。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ