第70話 ダンジョンの町に向けて 2
夕方になり、俺達はギルドに向かった。
ギルドの会議室に通され5人の商人と1人の冒険者が其処にいた。
「ランクはEか」
「1人多いな」
「これ以上予算は掛けられんぞ」
「だが安全は大事だ」
商人達が俺達を見ながら喋り出している。冒険者らしい男が質問した。
「君達は4人のグループか」
「はい、そうです」
その後面接は俺達がどんな魔獣を倒したか、又どんな経験があるのかなぞ一通り聞かれ。
「君達に問題は無いな」
「だが1人多いぞ」
商人達は1人増える事が気になる様で、話し合っていた。1人の商人が俺達に。
「我々は連合を組んで商いをしている、余り余裕が無いのです1日の報酬は3人分で食事は4人分だしますがいかがでしょうか」
成る程そう来たか、どうしたものか考えているとミラミが言った。
「私達も商人ギルドに登録しています、そこで古着を売らせて貰えれば1日の報酬は3人分で結構です、その代わり荷物を馬車に積んで頂きたいです」
「余り多くは無理だぞ」
「ええ大袋一つ分で結構です」
商人達は話し会った結果。
「よろしいでしょう」
俺達の護衛任務が決まった。
やはりミラミは商人としての才覚がありそうだ。此れからは交渉のさいミラミに頼る事が多く成りそうだ。
次の日俺達は古着を買いに市場へ出掛けた、メルとミラミは此れから夏に向けて夏用の服を買いしめた。其から不動産屋に行きアパートの解約の手続きをした後、旅に向けての準備を始めた。
次の日の朝から行商の馬車に集合して、Aランク冒険者火の矢のリーダーでこの連合行商の護衛のリーダーでもあるカイル(犬の亜人)が俺達を紹介した。
「バスクまで一緒に護衛を行う森の宝石だ、皆彼らの事を頼むぞ」
俺達も他の冒険者に挨拶した。
火の矢は5人のパーティーで、その他2人の個人冒険者が参加している、俺達と合わせると総勢11人になる。
行商の隊列は9台の馬車に牛馬2頭が予備で付いてくる中規模隊列である。
俺はカイルに先頭のチュラ(イタチの亜人)と行動するように言われた、サカは最後尾でメルとミラミは中段辺りの護衛だろう。
チュラは背の低い女性で火の矢の斥候でもある。
「宜しくお願いしますドンです」
「うむ、宜しくな少年!何か困った事があったらお姉さんに頼りたまえハッハッハッ」
明るいバカで良かった。




