第66話 不動産屋
俺達はトマスさん親子を駅まで送り、遂に冒険者ギルドへと向かったのだ。
へーべ領都の冒険者ギルドは賑やかで大勢の冒険者がいた、冒険者ギルドに入り受付に並んで俺達はへーべ候の書状を渡した。
暫くすると俺達はギルドマスターの部屋に通された、俺達は少し緊張しながらソファに座ていると、部屋に副ギルドマスターが入ってきた。
「いやーすみませんね、少し君達の事聞かせて欲しいんだけども、言いですか」
副ギルドマスターは、俺達が元領主の書状を持って来た経緯や俺達が国を追われた事などを聞いてきた。
「成る程、分かりました。そう言う事でしたら問題は無いでしょう」
「では、俺達は冒険者登録出来るんですか」
「ええ、勿論ですよ」
副ギルドマスターから注意事項やギルドへの貢献などの説明を受け、俺達は冒険者ギルドカードを手に入れる事が出来たのだ。
俺とサカの持っていたギルドカードは破棄され新しいギルドカードを渡された、ランクは皆揃ってGランクスタートと成ったのだ。
「皆さん頑張って下さい、あ!そうだ君達のパーティー名って決めてますか」
「そうか、忘れてました」
「まあ、決まったら受付で登録して下さい」
俺達は副ギルドマスターに挨拶をしてギルドを出た、そして近くの飯屋に入り今後の事などを相談した。
「パーティー名どうする」
「まあ、何にも考えて無かったな、それもそうだがメルの弓買い換えた方が良くないか、一度みんなの装備も見直そう」
「どうしてだ!」
「いやーメルの弓は村の物だろ、ちゃんとした弓を買い換えた方が効率よくなるんでは」
そうメルの弓は、はっきり言って余り良い弓では無いのだ、それはルダが弓を買い換えた時に俺が実感した事はである。
サカは口に手を当て。
「うん、そうだなメルの弓は買うとして俺も盾を新調したい」
「じゃ私も何か新調しようかな」
「ちょっと待って、装備も大切だけど、此れから宿で生活するのはどうかと思うよ」
確かにそうだ、安宿に泊まり続けるのも金が掛かる。
「よし、これから不動産屋に行こう」
俺達は昼食を済ませ不動産屋に向かったのだが、何処の不動産屋に入るか迷っていた。この町に知り合いはいないのだ、迷った挙げ句に冒険者ギルドに行き聞いて見ることにした。
受付に並び、不動産屋に付いて聞くと数件の不動産屋を紹介された。
「ピロ不動産がおすすめですよ、冒険者の方が良く利用されてますね」
「有り難う御座います」
俺達はギルドのお姉さんおすすめのピロ不動産屋に訪れた。
「此処で間違い無いのか」
「うん…」
そこは今にも潰れそうなボロい建物だった。
俺達は恐る恐る入っていくと。
「いらっしゃいませませ」
そこには、丸渕のメガネを掛けた女性がいた。
「あのー、冒険者ギルドの紹介で来たんですが」
「冒険者の方ですか」
「はい」
「どう言った物件をお探しですか」
俺達は4人で寝泊まりが出来るような部屋を探している事を伝え、予算も余り高くない所を指定した。
「期間何かはどれくらいですかね?」
「取り敢えず1ヶ月ぐらいでお願いします」
お姉さんは、幾つかの物件を見せてくれた。俺達は悩んだ挙げ句にお姉さんが指定した物件に見に行くことに成った。




