第57話 納品
朝から国境に並びその日はかなり待たされた昼に成ってやっと国境を出る事ができた。グランガーデンに着くとその足でARジュエリーに向かった。ボスが現れると、俺はアマンダを呼んで来る様に言われ、アマンダを呼んで帰って来るとアマンダが納品する品を確認した後、ミラミとメルにサカの3人にミダース商会にアポイントメントを取って来るように命じた。
ミラミは不安そうな顔で。
「何て言えばいいんですか」
「ああ、納品の準備が整ったのでいつお持ちしますかと言ってくれ」
「はい、わかりました」
3人が出かけると俺はボスに呼ばれ、オークションに出品が決まったことを聞かされ新聞の5面の記事にオークションに出品される一覧が載ってあった。勿論俺が出品したカメレオンラビットの毛皮と魔石もリストに載っていた。
「ボスこの新聞貰ってもいいか」
「ああ、構わん」
俺は自分が取って来たカメレオンラビットの毛皮と魔石が載った新聞を見るのが嬉しく成ったのだ。
今週末に、オークションが開催され、俺も立ち会う事に成った。
「ドン当日は、正装して行かないといけない、と言ってもお前がそんな服は持っていないだろう」
確かに、俺の持っている服は、狩り用とこの前買って貰った町の男が着るラフな格好の物しかない。そんな俺にボスはレンタル衣裳屋に行くように言った。そんな話をしているとプリシルが現れ。
「ボス、馬車が来ました」
「ああ、解った、ドン話しは明日にしよう。私は今から会合に行くんでな」
ボスを見送った後、リベリオに新聞を見せると。
「オークションか、俺も興味があるんだよ」
「じゃ、一緒に行くか」
「どうなんだろうな。ボスと相談しないとな」
「まあ、そうだな」
俺とリベリオがオークションの話しをしていると、ミラミ達が帰ってきた。明日の午前中に納品してくれとの事だった。その後宿に行きその日は過ぎた。朝に成り俺達は一旦事務所へ向かい、ボスに納品しに行く事を告げてから、ミダース商会に向かった。
俺とサカは護衛と言う事で廊下で待たされた。
「あの山何処にあるんだろうな」
サカは廊下に飾られた山の絵を見ながら言った。
「ああ、あれはアルプスだ」
俺は鞄から地図を出してサカに見せた。
「何で知ってんだ」
「いや、前に来たときにカーラに教えて貰ったんだ」
「成る程な、カーラは無事に村に着いたかな」
俺とサカが話していると、執事さんがお茶をワゴンで運んできた。
「あ、こんにちは」
「いらっしゃいませ、またお目に掛かれましたね。どうですか一杯」
「有り難う御座います」
執事さんに紅茶を入れてもらい。一口飲むと。
「うん、本当に美味しいですね」
サカも紅茶を飲んで。
「うーん、こんなに美味しい紅茶は始めた飲んだ」
「お口に合いましたか」
「ええ、本当に美味しいです」
執事さんは満面の笑顔を浮かべ去っていった。
「ドン凄いな大商会と言うのは、こんな美味しい紅茶は始めて飲んだ」
「ハッハッハッそれはいい過ぎただろ」
「何だよ、恥ずかしいじゃないか」
俺とサカがアホな事を言ってると。納品を終えたリベリオ達がドアから出てきた。ミダース商会を出たその足で郵便局へ向ったリベリオは郵便局で速達の手紙を書いて渡した、どうやら追加注文を受けたので、アグリアの工房宛に出したようだ。郵便局を出て市場に向かい昼食をとるために飯屋に入った。リベリオは席に着くなり。
「皆聞いてくれ、今回の急ぎの仕事が無事に済んだのは皆の頑張りがあったからだ。有り難う、暫くグランガーデンに留まって俺は営業を掛けたいと考えている、この前はとんぼ返りだったしな。そこで明日は休みにしたいと思っているどうかな」
「本当か、じゃ皆で、魔道汽車を見に行かないか」
俺は魔道汽車の見学ツアーに皆を誘った。




