第56話 ペレセは厄介な町
2日でアグリアに戻って直ぐにリベリオは工房へ報告に行った。それから一週間が経ち手直しをしたサンプル品を持ってアブンダンティアに向かった。勿論マーカスも一緒である。
俺達はペレセに着いた。
「なあ、リベリオこの町を通り過ぎた方がいいんじゃないか」
「そうしたいが、ペレセの町を通り過ぎても国境で時間が掛かるし、下手をすればグランガーデンに着くのが深夜に成ってしまうからな」
はーぁ!
俺はため息を付いた時。
「おい、お前ら、この前はよくやってくれたな」
あ、出た!また絡まれた。
「オメーラかい、おらっちのかわいい子分に恥かかせた奴らって」
俺達は10人組に囲まれた。
「いやいや、そっちから絡んで来たんだろ」
「うるせー、オメーラただで済むとおもちゃいないだろ」
俺達は戦闘態勢に入った。
「なあ、お前達、貴族とかじゃないだろうな」
俺は念のため確認した。
「ハッハッハッ、オメー面白いな、そうさおらっちはお貴族様よ」
「お前貴族を名乗って、只で済むと思ってるのか」
「なんだと、どういう意味だ」
「貴族を名乗って違ったら処刑か障害奴隷だぞ」
「え、そうなのか?」
どうやら親分はアホのようだ。
「え、どうする、殺るか」
「うるせー野郎どもかかれ!」
俺は、アホの親分に近付、腕を掴んで羽交い締めにし、首もとにダガーを当てた。
「おい、お前達、親分の命が惜しくはないか」
俺がそう叫ぶと、周りの子分達は。
「うるせー、そんな奴、親分でもなんでもないわー」
「おい、お前子分に舐められてんな」
親分は涙ぐんで。
「うぶせー、舐めんなびょー」
鼻水を出し半泣きで喋た。
「汚いな」
「うぶせー」
サカは槍を、ぶっ回し3人を一撃で倒した。ミラミも回し蹴りで1人を倒し、メルは弓を抱えてリベリオとマーカスを守っていた。
ピーッピー!と甲高い笛の音が聞こえてきた。
衛兵が3人走って来るのが見えた。残った残党たちは、逃げ出した。
「お前達何をやっている!」
俺は親分を地面に伏せさせ、確保していた。
俺達は衛兵の詰所に連れられて行き調書を取られた、俺達が捕まえた野党達はこの辺りを縄張りにしている、ヤクザの構成員だそうで、要は下っ端の1部だと聞かされた、今度襲われる事が在れば衛兵の詰所に来る様に注意を受け解放されたのは日が沈んでからだった。その後は宿を取りに行き夕食を取って寝た。全くペレセは厄介な町だ。




