第49話 子会社
「全く何やってたの」
「いやー、トイレが凄くて、水が流せるんだよ、ミラミも試してみるといいぞ」
「何がトイレよ、こっちは仕事の話をしてるって言うのに、呑気にも程があるんじゃない」
「ああ、そうか、でどうなったんだ」
リベリオは割り込んで来て。
「オイオイ、こんな道の真ん中で大事な話をするな、誰に聞かれてるかわからんからな、取り敢えず、市場で飯でも食いに行こう」
俺達は市場へ向かって、飯屋に入った。
「そう言えば、ボスは」
「ああ、アドリアーナさんは奥様と別件の話が在るらしいから残ったのよ」
「そうか、それでどうなった」
宝石の方は鑑定士が来ていて問題なく幾つか買い取って貰ったらしい、その後奥様が手掛ける洋服や宝石のブランドに、新しいデザインの宝石をあしらった髪飾りが欲しいと言う事になって、今月中に作って持って行かなくては行けなく成った、リベリオは逆算して来週末までに新しいデザインの見本を持って行き、そこである程度詰めた状態で本番を作って持って行くというぐわいで時間てきに厳しいといった感じらしい。又取引に関してはA&Aを通して行う事になった、この後、3の鐘が鳴る頃にA&Aで打ち合わせする事に成っている。
「成る程な、リベリオいざと成ったら、俺やサカが走って持っていくぞ」
俺がそう言うと。
「そうだな、その手があるな、よしそうと決まれば、明日の朝一番でアグリアに帰ろう」
その後、リベリオとミラミはマルコ宝石店に最新のデザインの資料集めに行く事になり、俺とカーラは市場で旅の食料を買いに行き買った食料は、宿に置いてマルコ宝石店で合流その足で、A&Aに向かう事になった。
A&Aに付くと、ボスとアマンダが待っていた。
「大商会を相手に取引をするには、うち見たいな信用の高い会社が必要だろう、そこでだA&Aカンパニーの子会社を作ろうと思う、勿論社長はリベリオお前に任せる、それとアマンダには相談役兼、経理担当と言う事でどうだろう」
「まあ、色々と細かい事を詰めたいが今のところはそれでいい」
「よし決まりだな、で会社の名前なんだがA&Rカンパニーでどうだ」
「いやいや、ややこしいだろう」
うーん、こんな感じでこの後色々と決めていった、最後に社名の問題が残ったのだがボスは自分の名前のAにこだわり、最終的にARジュエリーと決まった。辺りはすっかり暗くなりボスは。
「よし!いいだろう、飯でも食いに行くか」
寝ていたカーラが飛び起きた。
「飯か!」
俺はサカとメルを呼びに宿へ戻って2人を連れて、A&Aに戻っるとカーラが待っていてくれていた。
「あれ、皆は?」
「ああ、先に店に行った」
俺達はカーラに付いて行きA&Aの近くにある飯屋に入っていった。
「遅いぞ!」
「此れでも急いで来たのに」
そして、皆でARジュエリーの成功を結わい乾杯した。ボスのお勧めバファローの肉が出て食べたら、まさに牛肉の味がした。
「おー、うまい!」
ボスはワインを片手に、にんまりと笑って。
「どうだ、うまいだろー、今日は私の奢りだ、沢山食え!」
「おー!なんと太っ腹」
俺達は遠慮なく沢山飲み食いした。
次の朝、俺達は昨日出来なかった荷造りを急いで行った。早く出ないと国境で待たされるからだ。荷造りが終わり、宿を出た時だった。
カーラがタタカ村に帰ると言い出した。
「そんな、カーラ急に!」
「お前達は、もう大丈夫だろう」
メルは不安そうな表情をみせ。
「カーラもう少し一緒にいたいよ」
ミラミはカーラに抱き付いていた。
「カーラ、ありがとう」
そう俺達が露頭に迷わず此処までこれたのはカーラのお陰である。サカも寂しそうな顔をみせ。
「1人で帰るのは危険じゃないか」
「心配するな、此処から街道を進めばオレアス王国は近い」
そうなのだ、此処から北西に進めばオレアス王国の谷の国境に出ることができるのだ。
俺達は大通りに出て、カーラは北に俺達は南。
「此処でお別れだ」
「カーラありがとう、村の皆にも俺達は元気だと伝えてくれ」
「ああ、解った」
俺達は皆カーラに抱きつき感謝した。背を向け片手を降ってカーラは北に向かって歩いて行った。




