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第42話 A&Aカンパニー 1

安宿は5階建で飯はなし、共同のキッチンが1階にあり、そこで自炊が出来る。リベリオは一人部屋を借り、俺達は二段ベッドの共同部屋でしかも5階である、流石にエレベーターは無いみたいで、階段を登り降りしなくては行けない。


朝食はいつも決まって、固いパンと塩スープだ。共同の食堂に上下お揃いのセットアップを着たリベリオが現れた。


「おお、今日はキマってますなあ旦那」


俺はからかうと。


「俺の勝負服よ!」


リベリオは恥ずかしげもなく、自慢した。


朝食を終えて、俺達は商人ギルドに登録へ向かった。流石、商人ギルドの本部と言う事もあって建物は大きく、中も豪華であった。


俺達は簡単なテストを受ける事に成った。基本読み書き、足算と引算である。その後、は商人ギルドの会員の決まりごと等のレクチャーを受け、商人ギルドカードが渡されるのは昼前になった。ともあれこれで俺達は商人見習いと成ることができたのだ。


昼飯は、市場の屋台で簡単に済ませ、さて此処からが本番であるが、その前に大勢で行くのもなんだ、と言う事に成って、リベリオと俺とミラミの3人でA&Aカンパニーに向う事になり、残りの3人は市場で買い物をする事に成った。


A&Aカンパニーは町の北東にあり、大通りを北に進み東側のに曲がってから、名刺の住所を確かめ進んで行くと雑多な建物にたどり着いた、建物の入り口には幾つかの社名があり、その中にA&Aカンパニー 2Fとあった。


「よし、行こうか!」


リベリオは気合いを入れて2階の階段を上がっていった。そしてノックをし、扉を開けた。


「ごめん下さい」


中に入ると受付の猪族の女性が折り。


「何でしょうか」


俺は少し緊張しながら。


「あの突然すいません、ロッテさんは此方にいますか」


「ロッテですか」


「はい、オレアス王国で知り合ったドンと申します」


「はあ、あのロッテと約束か何かですか」


「いえ、そう言う訳ではないんですが…」


「あのロッテは今、休憩中でして、何か御用があれば伺っておきますよ」


ああ、なんて事だ休憩中とは。


「おーい!プリシル!」


「はい」


奥から大きな声が聞こえ、ビビったように返事を返すプリシル(猪の亜人)。そして背の高い鬼族の女が現れた。


「お前、トロトロしてないぜ早く書類を、持ってこい!」


「すみません、ボス!」


鬼族の大女は、俺達に気付くと。


「ああ、客かい」


「いえあの、ロッテのお客さんで…」


「ああ、ロッテは休憩中だ、仕事の話しか」


鬼族の女は扉ごしに手を当て俺達に話しかけてきた。リベリオは咄嗟に。


「ええ、此方の社長さんでいらっしゃいますか」


「ああ、そうだ」


「私どもはアグリアから来た宝石商でして、出来れば社長様お時間を頂きたいのですが」


鬼族の女は少し考えた感じで。


「まあ、いいだろう、こっちに入ってくれ」


「はい、かしこまりました」


俺達はボスと書かれた部屋に通され、3人掛けのソファに座った。


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