第32話 革命の青い炎6
誰かが言っていた戦争は数であると!俺もそう思う。王国騎士団は何か隠しているのだろうか、それとも王都防衛にこれ以上人材を出せないのか解らない。
そして大きな声が聞こえたあと。
オー!
掛け声が王国騎士団から響き、次に革命隊からも。
オー、オー、オー!
遂に開戦の火蓋が落とされたのだ。
最初は弓の撃ち合いから始まり、革命隊の両翼が、一斉に動き出すと辺りは砂煙に覆われる。
どうやら革命隊は騎士団の周りを囲って集中攻撃を狙いに掛かっているのだろう。
ドーン!ドーン!ドーン!
何だ今の音は!
「おう、魔撃砲だ!」
横にいた、オッサンが叫んだ。俺はオッサンに魔撃砲とは何だと聞くと。
「兄さん知らんのか」
「ああ、教えて欲しい」
「ありゃ、簡単に言うとだ魔石を爆弾に買えた兵器だな、魔石の種類で火や水や雷など種類があるみてーだ」
普段俺達が魔獣から取っていた魔石にこんな使い方が在るとは流石異世界と言った感じだ。
魔撃砲の威力は凄まじく、当たった場所にいた者は宙を舞っていた。
それでも革命隊の攻撃は衰えることなく激しさを増した。中央に君臨する重装歩兵に何度も攻撃を繰り返して行くが頑として崩れ無い重装歩兵は徐々にいや一歩づつ確実に前へ進軍している。
「流石騎士団だ、この状況でも隊列をみださないとは凄いなあ」
横のオッサンは解説してくれている。
騎士団の騎馬は弓隊を、守ろうと周りをぐるぐる回っている、そうか重装歩兵は劣りだ、俺がそう思った時だった。革命隊の後ろから砂煙が近づいて来るのが解った。
「王は傭兵を雇ってやがたか!」
横のオッサンが叫んだ。
その傭兵の数は、100~300と言った感じか、革命隊は後ろから挟撃され、隊列は乱れ、あっという間にバラバラに散らばっていった。
「何てもろい!」
俺は思わず叫んでしまった。
此処の力では、対等か革命隊の方が強いと思うのだが集団戦になると即席の部隊では太刀打ち出来ないのか。
「おい見ろ青いひかりが!」
「魔法か?」
周りのから聞こえる魔法か?と言う言葉に俺は反応した。それは革命隊の中央から見てとれた。大きな青いひかりが青い炎に変わり、そして数騎の騎馬がその青い炎を纏って掛けて行く。
「カカだ!カカ兄だ!」
サカが叫んだ。
俺にも解る遠くてはっきり見えないが、あれは間違いなくカカだ!
青い炎を纏った騎馬は重装歩兵目指し真っ直ぐ突っ込んで重装歩兵を薙ぎ倒し、前え進む重装歩兵の真ん中まで進んだ時。
青い炎が消えた。




