第28話 革命の青い炎2
町に入ると店は閉まっているところもあれば普通に営業している店など、何時ものインバーの町とは違っていた。遠目から北門の見張り台に煙が立ち込めているのが解った、まだ革命隊が占領して時間が経っていないのが解る。
俺達は町の中心地にある役場に向かい、役場の前の広場では、捕虜にした衛兵達が縛り上げられ見せ物に成っていた、石を投げる者もいれば罵声を上げ罵る者もいる。ヒドイ有り様である。
役場には革命隊に入隊しようと表まで列が出来ている。また人を探して彷徨っているもの、革命隊の隊員だろうか出たり入ったりとあわただしく動き回っている。
「此処からどうするんだ」
「俺に考えがある」
サカはそう言うと、役場の中へ入っていった。俺達もサカに着いて行く、役場の中は人で溢れ帰っていた。サカは2階へ続く階段に行くと、一人の警護隊員に喋りかけた。
「やあ、カカを知ってるかい」
「なんだお前は!」
隊員は少し身構えながらいった。
「俺はカカの弟のサカだ」
「カカさんの弟だって」
「ああ、実は兄貴いや、カカに頼まれて此処に来たんだがカカの居場所は解るか」
「今、上で会議中だ」
「済まないが、呼んで来て貰えないか」
「いや、無理だ、誰も通すなと言われている」
「それは知ってる、緊急の用事で来たんだ、何とか取り付いて欲しい」
「そう言われてもな」
「今、会議での話し合っている事での重要な情報だとしたら、あんた責任取れるのか」
隊員は少し考えこむと。
「解った、お前の名は、何て言た」
「サカだ」
「サカだな」
「ああ」
隊員は2階の会議室に入っていった。暫くすると、カカが姿を現した。
「サカ何で此処にいる!」
「兄貴の事を聞いて駆け付けて来た」
カカの眼は怒っていた。
「村の仕事をほったらかしてか」
サカは何も言葉を返せずにいた。
「…」
カカは俺達の方を見て。
「お前達まで、此処はお前達見たいな半端者が来る処じゃない。早く村に帰れ」
「カカ兄、冒険者を辞めたのか」
「ドン、俺はこの国の人を守りたい、だから戦う、そう決めた」
そう言うとカカは会議室に戻って行った。
俺達は役場を出た、俺はカカ兄が俺達を見て怒って帰れと言われた事に何故かホットした、その時、腹の虫がぐぅぅぅと鳴った。
メルが呆れた顔をしながら。
「はぁ、恥ずかしいいんですけど」
「ハッハッ、すみません」
仕方ないじゃないか、俺達は未明から走り続けて干し肉ぐらいしか食べていないのだ。




