第27話 革命の青い炎1
「…おい、ドン、起きろ」
「うるさいなあ~」
「おい、起きろよ」
「なんだよー、サカか…」
ペシ!
「いてー!」
「…すまんつい」
全くだ、人の安眠を邪魔する友人を持つと辛いのだ。
「なんなんだ」
「インバーの町に兄貴カカがいるんだ」
俺は眠い眼を擦りながら友人の話を聞いていた。どうやら今インバーの町は革命運動家達が衛兵と戦って町を占拠したらしい、その中にカカの姿を見た物がいたのだ。
「それで、その情報は正しいのか?」
「だから!確かめに行こう」
俺は気が重い、正直言って乗るきに慣れない。
「なあサカ、俺達は森の戦士だ!勝手な行動をしてその後どうなるかわかるだろ」
そうなのだ俺達には仕事がある、勿論インバーの町の様子は気にはなるが、行ったところでどうする事も出来ない。
「解った、もういい。お前には頼まない、俺は一人でも行く」
そう言うとサカは俺の部屋を出ていった。ああ!仕方ない奴だ、俺は着替えを済ませてサカを探しにいった。サカの部屋に行くと、メルとミラミがいた。
「なんで、お前達まで居るんだよ」
「あたりまえじゃない」
「ミラミまで」
「うーん、しょうがないでしょメルを一人で行かせるわけにはいかないじゃない」
「遊びじゃないんだ!解ってるのか」
そうメルはサカにぞっこんなのは知っている、それにメルは一度言い出したら聞かないことも、サカは頭を抱えているが、気持ちを切り替えたのかサカは動き始めた。俺達は村の地下にある隠し通路から表に出た。そして足取りは早くなり昼には、インバーの町の見える近付くと町の方から煙が立ち込めているのが解った。俺達は歩みを早めた、門前に近付くと衛兵では無く、盗賊の様な男達がたむろしていた。
「どうする」
「様子見だ」
暫くすると村人ぽい人達が現れた、彼らに話掛けて観ると。
「オラ達は、革命隊に志願しに来たんだ、そうだ王国の騎士達と戦って、オラ達の自由を勝ち取るだ」
どうやら彼らは革命運動家達がインバーの町を占領したのを聞きつけ自分達も勝ち馬に乗ろうと集まって来たみたいだ。
「革命隊には誰でも入れるのか?」
「そう聴いてるだ」
「オメー達は何しに来ただ」
「俺達は人探しさ」
俺達は彼らと一緒に門へ向かった。村人達が門の前にいた盗賊風の男達に革命隊に志願しに来たんだと言うと。
「おう、そうかい大歓迎だぜ!町の役場で登録出来るから役場に行くといいぜ」
親切にも登録場所まで教えてくれ、俺達は簡単にインバーの町の中に入れた。




