第19話 冒険者ギルド
翌朝、朝食を終えると、いよいよ冒険者ギルドに出発した。冒険者ギルドはバーの2階に事務所があった、ディックの後に着いて行く俺達はバーに入って階段を上がり受付に向かった。受付には何人かの冒険者風の者が並んでいた。
「君達はその辺で待っていて」
ディックはそう言うと受付の列に並んだ。
その後、俺達は奥の部屋に通され商談室のような場所で講習と言っても主に注意事項などを口頭で説明され、その後契約書にサインをした。しばらく待たされた後に冒険者カードが手渡された。
担当者の叔父さんは。
「いいですか、カードを紛失した場合は再発行に銀貨1枚掛かりますから気付けて下さいね」
俺達は遂に冒険者になったのだ、しかも俺達は村で戦士として教育されていると言うことでFランクからのスタートと成っている。この世界ではCランク冒険者に成れば冒険者ギルドに加盟している国なら国境を自由に行き来できるのだ。俺達はギルドの職員さんに挨拶をしてその場を後にした。1階に降りるとバーのテーブル席に腰掛けながら人間の女性とディックは話していた。
「おう、君達早かったね!でカードは手に入れたかい」
俺達はディックにカードを見せる。
ディックは頷きながら。
「おめでとう此れで君達も冒険者の仲間入りだね。あっ彼女は俺の古い知人でロッテて言うんだ」
ロッテは立ち上がり俺達に挨拶してくれた。俺達も挨拶して返した。ロッテは黒髪を後ろで束ね眼鏡を掛けた華奢な女性だった。
「それで君達、此れから買い物に行くんだろ!」
「ああそのつもりだ」
「俺はこれから商会に呼ばれて要るんで、ロッテに町を案内して貰ってくれ、それじゃロッテ後は頼むよ」
そう言い残しディックは店を後にした。
「それじゃ何処から行く」
俺達は革の鎧と革のブーツが欲しいことを伝えた。
「よし防具屋に行きましょう」
この町には防具屋は1つしかない店に入ると店主は他の客と話していた。
「いらっしゃい」
店には何処狭しと防具類が置いてあり、俺達は色々見て回っていた。
「今日は何をお探しで」
俺達は革の鎧と革のブーツを買いたいと言うと、店主は予算を聞いてきたので、銀貨5枚迄で揃えたい事を告げた。勿論種類は色々あったのだが俺達はお揃いの一番オーソドックスな鎧とブーツを選ぶ事にした。
そして俺達はタタカ村から来たことと冒険者の登録をしたばかりだと伝えると、店主は値段を割引いてくれしかもオマケに革のパスケースをサービスしてくれた。
「いいだろ、そのパスケース長いひもが付いて首から下げられるのが売りだ」
「ああ本当だ、ギルドカードがピッタリ入る」
「それがありゃカードを失くさないだろ」
「ありがとー助かるよ」
「いいってよ、村の連中に宣伝して置いてくれよ」
そして俺達は店主に感謝して店を後にした。
「いやー結構時間が掛かったな」
「色々あって目移りしたよ」
昼前位に成っていたので、ロッテは露店が並ぶ屋台街に連れて行ってくれた。
俺はラム肉の串焼と黒パンを買い、他の皆も好きなものを買って噴水の見えるベンチに座り食べた。ラム肉は柔らかくハーブが効いてとても美味しい黒パンも柔らかくて美味しく頂きました。
次は武器屋だ。




