第18話 森の入口インバーの町
レッドウルフの群れを倒した俺達は格段に強く成っている事を確信した。
それから数日狩りに行ったり、畑の手伝い等をしていた。そして遂にその時が来たのだ。
インバーの町に行く日が、メインは交易品の売買なのだが、そのついでに俺達は冒険者ギルドに行き登録、あとは武器や防具を買い揃えるのが目的だ。
村の交易品を馬車に積み込むとディックに言われ斥候の役を頼まれた。斥候とは名ばかりで俺達は先行し馬車がスタックしない様に道の穴埋め作業だ、此が地味にキツイ。
俺達は泥まみれになりながら作業を坦々とこなしていた。
「カー!どれだけ穴があるんだ」
「わからん」
「此れじゃインバーの町まで行くのに一生掛かってもたどり着ける気がしない」
泣き言をいいながら俺達は作業を続けた。そんなこんなで日が沈み夜営する頃には俺達はダウンしていた。夜営の準備は護衛の大人達にまかせ俺達は一旦休んで、その後は晩飯を食べ終え、交代で見張りだ。
2日目も穴埋め作業、途中から道と並走して流れる川の所まで来ると道は整備されていた、そこから町まで一直線、何とか夕方までにはインバーの町にたどり着いた。
「テントがいっぱい並んでいるな」
「王都から追い出されて来た連中のテントだろう」
町の周りには、テントがひしめき合いその光景は難民キャンプそのものだった。町の門前には、行商の馬車や人が並んでいる。俺達は町の門の前で馬車が来るまで待っていた、町に入るには許可証がいる為である。
町に入ると至る所で家や店など建設途中の建物が目についた、建設ラッシュである。それから商会に向かい荷を卸、宿にたどり着き晩御飯の時間になった。
宿の飯はディアの野菜炒めと固いパンに塩スープ、後はエールが付いてきた。この世界では14歳で成人扱いなので酒が飲めるのである。塩味しかしない晩飯を食べエールで流し込む、プハァ腹は満たされた。
後は顔を洗って寝るだけだ。




