第13話 シルバータイガー 前編
「おい!ドン起きろ!」
俺は、少しの仮眠から起こされた、頭がボーとしている。澤まで行き顔を洗って目を覚ます。そして大きく背伸びをして身体を起こす。
「うぁー」
朝飯は雑穀ご飯と干し肉を詰め込み、水袋から水を飲み水分を含む。昼に食べるおにぎりを作り、夜営地の後片付け。
軍手に革の手袋をっと、装備を整えながら皆で、今日のスケジュールの確認をする。
「洞窟に入り2時間程で、スライムを確保、その後2人1組で桶を担いで村までかえる。桶は重いので休憩を挟みながら移動する。無理はするな!それと…」
ディックは、突然振り向き!叫ぶ!
「防御態勢!」
澤を挟んだ木の影から光る目、そこからシルバータイガーが現れた。
ゾクと背筋が凍るような思い、身体が緊張して固くなっているのが分かった。腰からナイフを取り出し前屈みで辺りを見渡す。ゴクリ
ディックは右手にナイフ、左手には鉈を持ち攻撃態勢のママ、間合いを測る。
シルバータイガーは身体を振るわし威嚇しながら、近付いてくる。
サカはのろしに火を着けてる。毒々しい赤色の煙が上がった。
息が苦しい!相手は上位の魔獣なのだ。
ディックは澤に近付き相手の注意を引く。
息が荒い、手から汗が出るのが解る。俺は落ち着けと1人ごとを言う。
シルバータイガーは後ろ足を蹴りジャンプして距離を詰めた。ディックは左右に身体を振りながら相手との間合いを測る、攻め倦んでいる感じだ。
「ドン!ルダ!」
サカが槍を構えながら言う。
「後ろから回り込む!援護たのむ!」
「解った」
俺はルダの位置を確認した。ルダはサカの左側に移動した。俺は右側、そしてジリジリとシルバータイガーに近付いて行く。
ディックは此方の動きを見てシルバータイガーに向かって鉈を振る。シルバータイガーは受け流し、間合いをとった!そして口を大きく開け首を左右に振りながら吠えた!
ガアァーオォー!
口から大きな衝撃波を出す。ディックは躱そうと身体ごと左側にジャンプするが、衝撃波に当りバランスを崩し後ろ側に転げ倒れながら、武器を構え直した瞬間には、シルバータイガーの足を目掛けて走りだす。
「何だ!今のは?」
「スキルを使った見たいだ!」
「いいから行くぞ!」
サカが槍を横から上に振り回し応戦する。
ディックは速さを加速させシルバータイガーの足に一撃を喰らわすとシルバータイガーの前足から血が吹き出した。ルダが斧を振り込む!がシルバータイガーが後ろ足で斧ごとルダを吹き飛ばした。
バシーーン!
ルダは身体ごと水渋きを立てながら、澤まで飛ばされた。
「ルダ!大丈夫か!」
俺はルダの方に掛より、ルダを抱えた。ルダは苦しそうにしながらも大丈夫だと言うが、右腕を押さえている。辺りを見渡し大きな岩の後ろ側にルダを連れて行った。
「此処で隠れてろ」
岩影からスライムが出てきた。うん!これは使えるか? 試して見るのか!




