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完結した小説の推し主人公夫婦の子供に転生した件  作者: まりり


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伯爵家から公爵家へ 後編

更新しました。


読んでもらえると嬉しいです。


外に出ると、お父さまとお母さまが待っていた。

えっと、扉の前で待ち伏せ?それとも盗み聞き?とちょっと思ったが、二人揃った姿が嬉しくて私は二人に抱きついていた。そして、

「会いたかったよー!」

と泣き出してしまった。

「俺もだよシェリー」

とお父さまに抱きしめられる。

「お母さまもこうして3人でまたこうやって会えて嬉しいわ」

とお母さまも私を抱きしめてくれる。

幸せだった。

推しとかそういうの関係なしに幸せだった。



「帰ろうか」

お父さまの一言に大きく頷く。お母様も嬉しそうだ。

こうしておじいさまにお父さま達と最後の挨拶をし、お父さま達の乗ってきた馬車に乗る時も前と変わらずお父さまが私を抱き上げて乗り込むときに

「お父さま、大好き」

そう言うとお父さまの耳が赤くなっていた。

照れてる。面白い。

クスクス笑っていると、

「あら、じゃあ、シェリーはお母さまとライバルになるのかしら」

とクスクスと笑いながらお母さまが冗談を言ってくる。

お父さまの耳がますます赤くなっていって面白くてアハハハハと笑うと、

「お父さまのお姫様は随分と意地悪になったんだな」

知ってるくせに。そう思うが私はただ笑い続けた。

馬車の中でも笑い続け、その様子を二人は黙って見ていた。

その顔が嬉しそうに見えたのは気のせいではないだろう。



私の笑いがおさまった頃、公爵家はすぐ目の前まできていた。

えっと、さすがに笑いすぎだよね?と恥ずかしくなって二人の様子を伺うと、二人共嬉しそうに目を細めて私を見ていた。

なんか、調子狂うんですけど。と思いながらも嬉しかった。

ふとおじいさまに言われた広い世界を見なさい。という言葉を思い出し、

「あの、家に帰ったら話が二人に話があるんだけど」

と真剣に言葉に出すと、

「うん、きちんと話を聞くよ」

と言うお父さまに続いて

「ええ、私も聞かせてもらうわ」

お母さまも答えてくれる。

私の言葉でどうなるかは分からないが、きちんと、外の世界を知りたい。その気持ちを伝えよう。

そう、私は決意した。


ようやく公爵家へ帰ります。


次も読んでもらえると嬉しいです

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