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完結した小説の推し主人公夫婦の子供に転生した件  作者: まりり


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35/44

浮気は許しません 前編

更新しました。


読んでもらえると嬉しいです。





それから私は必死に魔術について勉強した。

もちろん、お父さまとの魔力のコントロールの練習も欠かさない。

そんな日々が1ヶ月ほど経った頃だろうか。

お父さまからコントロールの練習はもう卒業して、次の段階に進むよう言われた。



次の段階というのが、自分の魔力を具現化し、それを丸い形に集約するというものだ。

これは一般的な魔術師でできる者は少なく、上位魔術師になる為に必至なものらしい。

お父さまは私をどうしたいのだろう。

「もちろん、次期当主だよ」

その疑問をぶつけた時の答えがこれだった。



次期当主!?えっと、私、別にそんなものに興味ないんですけど……

普通に推し活しながら生きて行ければそれで十分なんだけどなぁ。

そう答える訳にもいかず、

「次期当主は私には荷が重いです」

そう返すと、

「大丈夫だよ。シェリーも知ってると思うけど、この国は女性当主を認めている。シェリーの魔力量なら次期公爵としても誰も文句は言わないだろう。そして、女性当主は結婚しなくても大丈夫なんだ。だから、お父さま達とずっと一緒にいられるんだよ?」

そう答えてきた。

お父さま、自分の願望入りすぎでは?

そう思いながらも、結婚しなくても大丈夫って。一生推し活できるってことじゃない!

年老いていきながらもお互いを支え合い、時には喧嘩もするだろう。それでも仲睦まじく支え合って生きていく。そんな推しカプを間近で一生見ていられるって、控えめに言って最高!

「私、当主になります」

少し食い気味にお父さまに答えると、お父さまは凄くご機嫌で、お母さまはどこか不安気にしていたが、そんなもの目に入っていなかった。

一生推し活!このパワーワードに叶うものなどなかった。



それから数日後お父さまが急に変な事を言い出した。

「シェリー、シャルこれからお父さまは1週間ほど家に帰らないが心配しないでくれ。どこに居ても君たちの事を想っている」

と謎の言葉を言い残し、その場から消えた。

と思ったら、

「シェリーは訓練を疎かにしないように。いいね」

と、言い残し今度こそ去っていく。

「お母さまはご存知で?」

「いえ、私も今、聞いたわ」

と、二人で顔を合わせ、お互い不思議そうな顔をしてしまう。

「お父さまがああ言っているのだから私たちは黙って待ちましょう」

お母さまの言葉にあ、何か聞き覚えあるぞ。私はそう思い、次の瞬間思い出す。

「あーーー!」

突然の大声にお母さまが驚き、心配しながら

「どうしたの?シェリー」

と聞いてくる。

いや、どうしたもこうしたもないだろう。これってお父さまが小説の中で悪女アンネローゼに会いに行く時に言っていた言葉によく似ているではないか!

なぜお母さまは気づかない?

もう、過去のものとして整理が付いているのか?

恐らくそうだろう。

でも、もしもという事も有り得る。

私は段々イライラしてきた。

お父さま、お母さまという人がありながらまた浮気?絶対許さない!

私の怒りは頂点に達していた。


本当に遅れてですが、ブクマや評価ありがとうございます!

凄くモチベに繋がりますし、気落ちしてる時など元気もらってます。

アクセス数もランクインする事も増えてきて、本当に皆様に感謝です。


次も読んでもらえると嬉しいです。

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