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完結した小説の推し主人公夫婦の子供に転生した件  作者: まりり


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魔力の目覚め 前編

更新しました


読んでもらえると嬉しいです


はぁ、暇だ。

今まで勉強か本を読むかお母さまとお茶するかの3択だけに、勉強も本も禁止され、ベッドで寝ていなさいと言われる生活は暇で仕方がない。

まあ、療養ってこんなものなんだろうなとは思うのだが、今までこんなに自由な時間をもらったことは無く、ずっと何かしらしていた私は暇を持て余している。



お母さまやお父さまも先日の一件で反省しているのか私を1人にしている。

お父さまの王族侮辱罪や、辞表などについてもいつの間にか丸く収まる所か、謝罪の品まで送られてきた。

お父さまが構いに来ないのは意外すぎたが、それだけ事の重大性を感じているのだろう。

それでも暇である事には変わりなく、私は部屋を出て書庫へ向かうことにした。

すると、不思議な事にドアが開かない。

押しても引いても開かないのだ。

私はベルでお付のメイドを呼ぶ。

すると、ノックの後、許可を出すとドアが開く。

特に鍵を開ける音はしなかった。ということは、お父さまが魔法で閉じ込めているのだ。

この家でこんなことが出来るのはお父さましかいない。

一言文句を言ってやりたくて

「ねぇ、お父さまはいらっしゃるかしら」

そう尋ねると、

「はい。トラビス夫人とお茶を楽しんでいらっしゃいます」

そう返ってくる。

その言葉にはあ?私がこんなに暇で暇で辛い時に呑気にお母さまとお茶?私の中の何かが切れた音がした。

「私もそこに連れてい……」

言葉の途中で私は倒れてしまう。

すると、次の瞬間お父さまが現れ、私を抱きとめる。

「魔力暴走が始まったか……」

お父さまの言葉がうっすらと聞こえた気がした。



次の瞬間、目の前に飛び込んできたのはやはりお父さまで私に何か温かいものを注ぎ込んでいた。

隣には心配そうにお母様がその様子を見ている。

「シェリー、目が覚めたかい?」

お父さまの優しい声が聞こえてくる。

私は何が何なんなのか理解できず、呆然としていると、

「シェリーは今、魔力暴走を起こしてしまったんだ」

と、驚きの事実を伝えられる。

「今まではお父さまがシェリーの中に魔力を注ぎ込みシェリーの魔力を中和していたんだが、先日の事件でシェリーの魔力が不安定になってしまってしばらく絶対安静だったんだよ」

それならそうと先に言って欲しかった。



私がムスッとした顔をしていた為、お父さまが慌てて、

「今まで伝えていなくてごめんよ。でも、シェリーには魔力と関係の無い生活を送って欲しかったんだ。でも、魔力暴走が起こってしまった今はそんな事は言ってられない。今からお父さまの指導の元、魔力を扱う者に必要な基礎体力、基礎知識を急いで覚えてもらわなくてはならない」

いつになく真剣なお父さまの顔と声に自分が危険な状態にいることを知る。

「お父さま、その前に聞きたいんですが、」

「ああ、この屋敷に入る前にシェリーには特別な魔法を使ってあるからね。だからシェリーがどこで何をし、何をされたかは全て把握しているんだよ」

と、私の言葉を遮り、恐ろしい事実を伝えてくる。

先程、すぐにやってきたのもその魔術のおかげだろう。

未だに解いてないのがお父さまらしくて流石だわと関心すらしてしまう。


前書きと後書き書くと投稿できないという現象が起きてまして。

投稿できるといいな。


後半も読んでもらえると嬉しいです

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