↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
完結した小説の推し主人公夫婦の子供に転生した件  作者: まりり


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
25/44

王子の憧れ 後編◾︎

前編の続きになります。

読んでもらえると嬉しいです。


そして、変装した姿で王城を抜け出し、

「出てきていいぞ」

との言葉で俺の影から護衛騎士が現れる。

この魔法は影に護衛を忍ばせ、相手を油断させたり、お忍びの時などによく使われる魔法だ。

「公爵邸へ向かうぞ」

「かしこまりました」

そう短く言葉を交わし、僕は公爵邸へ向かう。

すると、丁度トラビス公爵の家紋がついた馬車が目の前を通過する。

お忍びで行くのだ。わざわざ家紋の付いた馬車で行くはずは無い。僕はそう思い、しばらく待つと、案の定、家紋なしの馬車がやって来る。

乗り降りしている所は場所の関係から見ることは出来なかったが、その馬車が出発すると、すぐに辻馬車で後を追う。



ガタガタして壊れないか心配だったが、壊れることなく伯爵邸へ到着する。

すると今度は、乗り降りするところがよく見え、トラビス公爵が娘をお姫様抱っこしている所が見える。

僕はその瞬間、嫉妬してしまうが、その気持ちを抑え、黙ってその様子を見ていた。

すると、今度は、使える人間が限られている超高等魔法を公爵が娘にかけている姿を見てしまう。

その瞬間、僕は頭に血が上り、娘を殴りたくなる衝動を必死に抑えた。

と、その時、一瞬だが娘と目が合った気がした。

「ウィルリッヒ様」

護衛騎士のその言葉で我に返った僕は、伯爵邸に乗り込み、娘がどんな奴か見てやろう。そう思ったのだった。



流石に乗り込むのはどうかと護衛騎士に説得され、忍び込む事にした。

娘がトラビス公爵にかけられた魔術のおかげもあり、居場所はすぐに分かった。

僕はトラビス公爵の魔力の痕跡を辿りながらハクスレイン伯爵邸の綺麗に手入れされた庭を突き進む。

すると、すぐに温室にたどり着く。温室も地味すぎず、落ち着きのある美しさを感じ、主のセンスの良さを感じさせる。

そして、僕はそこで衝撃的な光景を見るのだった。



なんと、ドラビス公爵の娘が机に頭をぶつけていたのだ。

僕はあまりの光景に一瞬幻を見ているのかと思うが、温室の扉を開けると、ドンドンという音まで聞こえてくる。

僕は倒れそうになりながらトラビス公爵の娘は体が弱いのではなく、頭がおかしいのだと気付いた。

そう考えると、全ての辻褄が合い、だから外に出さなかったのか。あの異常なまでの慎重さもこれを隠す為のものだったのだ。そう思うと、公爵が気の毒になり、

「あれ?もう頭ぶつけなくて大丈夫?」

と思わず嫌味を言ってしまった。



すると、頭のおかしいトラビス公爵の娘が深々と頭を下げ、逃げるように消えていった。

消えていくその姿に気品のようなものを感じたが、気のせいだろう。

療養であの頭のおかしさは治らないと思うんだが。第一、僕の嫌味に頭を下げるなどありえないだろ?そう思い、がっかりとした気持ちになり、指輪をはめ、城に帰ることにした。


え?、王子、もしかしてお父さまに恋してる?

と感じるくらいの行動力。

相手にされないから拗らせてるだけです笑

ちなみに、恋では無いのでご安心ください


次も読んでもらえると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。