アシュリー様といとこ達 後編
続きになります。
よろしくお願いします。
「どういう事って、見ての通り、シェリーに従兄弟達を紹介していただけだけど?」
アシュリー様はそれが何か?という顔をしている。
一方でお父さまはニコニコと笑いながら
「誰が、シェリーと呼んで良いと言ったかな?」
と顔と声が一致していないなんともアンバランスなところが恐怖を感じる。
「あら、親戚の子を愛称で呼ぶ事の何が問題でして?」
負けじとアシュリー様が応戦する。
「そうだね、確かに親戚同士なんだし、愛称で呼ぶ事は問題ないかもしれないね。普通は、ね」
普通はを強調する辺り、お父さまのアシュリー様嫌いは小説のままのようだ。
目も金色に近い色に変わっている
「お義兄様のいう普通がはたして、世間一般の普通なのか昔を知っているだけに私には分かりませんが、これが普通でしてよ!」
と、お父さまの痛い所を突きながらアシュリー様も負けず応戦してくる。
それでもお父さまが1枚上手だ。
「では、頭の弱い義妹に分かりやすいようにはっきり言おう。我が家と君の家の爵位はどちらが上かな?一般的には爵位が下の家の者が爵位の上の家の者に先に話しかけるなんて非常識なんだよ?それが、いとこ同士だったとしても我々の身分を考えれば許される事かは分かるよね?子供が誤って誰にでも先に話しかけていいと思い、公の場で恥をかく事に繋がるかもしれないんだよ?実際、君の家の次男君は子供とはいえ、侯爵家の人間が取る行動とは思えない行動を取っていたわけだし。長男くんが居なければ腕を切り落としていたところだね。それに、教師を付けて常識を覚えさせても、親がこれじゃあ、子供が将来恥をかくのは目に見えてるね」
お父さま、言い過ぎです。ってか、サラリと怖い事言ってたよね?冗談では無いと分かっているだけに恐ろしい。
「でも、これは!」
とアシュリー様が言いかけたところで
「いい加減になさって!なんの為にシェリーがここに来ていると思っているんですか?」
とお母さまの登場と怒りの言葉で2人の争いは終結した。
お母さまに嫌われる事は2人とも望まない事だからだ。
「アリー、あなたにはしばらく里帰り禁止令が出てたはずだけど?どういう事かお父さまの前でも説明してもらえるかしら?」
お母様さまのこの言葉にアシュリー様の顔面は一気に青くなるのだった。
相手が話に入ってこれないよう一気にまくし立てる。
これ、結構されると嫌なんだよなー。
読んで頂きありがとうごさいます。
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