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完結した小説の推し主人公夫婦の子供に転生した件  作者: まりり


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いざ伯爵家へ 後編

伯爵家でも推し活する気満々のシェリアです。

後編になります。

読んで頂けると嬉しいです。


あと、ブクマや評価、遅れましたが、ありがとうございます。

とても嬉しく、励みになります。

お母様にもこのメンタルがあれば、小説の内容も変わっていだろう。

お母さまの知識量に劣等感を感じていた婚約者がお母さまを捨て、婚約破棄するところから小説が始まっていたからだ。

そして、傷つき、傷物となった自分に結婚など無理だと考えたお母さまが、もう修道院に入るしかないと考えていた所にお父さまが現れるのだ。

鋼のメンタルを持っていたら、そんな事は考えず、婚活していたことだろう。

アグレッシブな女性を好まないお父さまとは婚約することも無かっただろう。

お母さまが繊細で才女であり、淑女としても完璧だった為、お父さまは伯爵家に婚約を申し込んだのだ。

密かにお母さまが婚約破棄され、婚約者がいなくなるのを狙っていた男の1人だった。

というのも、社交界での元婚約者の態度を見ていた周りの貴族達は婚約解消の日も近いだろうとほとんどの者が思い、いつ解消されるか面白がっている者もいたのだ。



アシュリーの婚約で、これでこのモンスターから開放される。とお父さまが安心したのもつかの間、手紙攻撃にお揃いの装飾品攻撃、挙句の果てには公爵家への突撃作戦を実行しようとするなど、とにかく規格外で面白かった。

お母さまを自分でも気付かぬうちに愛するようになっていたお父さまからしたら面白くない事この上ないのだが。



侯爵が呆れ返って離婚なんて事にならないのかな?と思ったりしたが、彼女のそういう所も楽しくて気に入っていた。

いや、そこは自分の家名に傷がつかないかとか考えろよ。と思ったものだが。

それでも、時期侯爵夫人としての仕事も失敗しながらも何とかこなしている所は流石、お母さまの妹だ。

嫁いだからには嫁のつとめは果たす。という貴族の家に生まれた者の責任については理解しているのは、普段が普段なだけに意外な一面とうつったものだ。



と、小説の内容を思い返していたらいつの間にか馬車が伯爵家に到着していた。

ああ、せっかく外の景色を楽しもうと思っていたのに。と悔しく思っていると、ドアが開き、お父さまがまた私を抱き上げ馬車を降りる。



その後、ゆっくりと立たせてくれた後に私の手に何か紙のような物を握らせる。

え?と思った瞬間、それは消えてしまったので気のせいだったのかもしれない。

そして、その時にお父さまが少し疲れた様子な事に気付く。ここにはお父さまにとっての義理の父親がいる訳だ。流石のお父さまでも緊張するのね。と私は呑気に考えていた。



その時、ふと視線を感じ、その方向を見ると、1人の黒髪に少し浅黒い肌の少年が立っていた。

伯爵家の使用人かしら。私はそう思ったが、特に気にせずおじい様の元に向かうのだった。

何故なら、おじい様の待つ部屋でお父さまはお母さまへの婚約をお願いするという、いわば始まりの地と言っても過言では無い部屋なのだ。

もうこの時点で少年の事など忘れて、聖地巡礼で頭がいっぱいだった。



この出会いが思わぬ災難を生むとは思いもしていなかったのだった。


ようやく、ヒーロー登場です。

長かった。前後編とか分けてたせいでもあるのですが……


お話も次の段階にようやく進むので、プロローグを書いてみました。

詳しくは活動報告の今日の更新についてを見てもらえると助かります。

特に読まなくても話の内容が分からなくなることは無いです。

よろしくお願いします。


そして、次も読んで頂けると嬉しいです。


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