さて就職だ!
すみません
投稿が遅くなっちゃいましたね。
俺達は愛と戦の女神アルテイシア様の神殿から仕事の神アルシゴス様の神殿に移動した。
アルテイシア様は人気のある神様だがやはりアルシゴス様に敵わないようだ。神殿の規模も参拝人の数も比較にならない。
「行列っすね」
メルも呆れたように言った。
「流石に仕事の神様は凄い人気だね」
「そうっすね。一番人気なのは主神のゼファー様。次に戦の神のゼッド様。転生の女神ミサリオン様。そして仕事の神アルシゴス様でしょうかね。後はスキルの女神様カーラ様なんかも人気の神様です」
それ以外にも沢山の神様がいる。実際に全ての神を知るものなどいないだろうが。リランテストの街には冒険者の神セットアロー様の神殿もあり冒険者の街なので賑わっている。
八百万の神とか言っていた前世の基準とあまり変わらない感じで神々が存在するので全ての神の事を詳しく知る者など存在しないのだ。
俺達がアルシゴス神の神殿にようやく入ると入り口でお寺の拝観のように入場券を買う仕組みになっていたので俺は呆れてしまった。
拝観料はなんと銀貨二枚だ。大とも小とも書かれていない。流石に二大銀貨(約二万円)は無いなと思った俺は小銀貨二枚を出した。それでも二千円だ。何て高さだ。
見るとメルが涙目でお金を出している。チラリと見えたが財布はそれで空っぽになっていた。
購入したチケットを見ると案内図になっているようだ。その案内に従って職業クラスを授けてくれると言う社に向かった。
「メルは武闘家クラスを授けてもらった時に入ったことが有ったんでしょ?」
「あたいは田舎のもっと小さな神社でやったす。お賽銭はずっと安かったっす。グスん」
メルは涙声だ。社に行くとまた行列だ。呆れてしまう。
「行列っすね」
「行列だね」
それから更に待つ事約一時間。ようやく社に入る事ができた。
(((て、おい。また入場料取るんかい!!!)))
俺は無言で突っ込みつつ、流石にメルが可愛そう過ぎるので銀貨二枚を貸してやる事にして小銀貨四枚を追加で支払った。本当に無一文になりそうで怖い。
社の中には一柱の神様の像が立っていた。俺達の前に並んでいた年若い男がそこに跪いてお祈りをした。
しばらくそこで凍ったように身動きしない。そしてやおら飛び上がって万歳をした。どうやら希望よりも良い職業クラスを得ることができたようだ。
興味本位で男の職業クラス蘭を【心眼】で覗いてみたら確かに先ほどまで商人だったのが聞いたことの無い豊穣の女神エルーン様のパラディンに上書きされていた。
「メル。パラディンってのはそんなに喜ぶ職業クラスなの?」
「上級の聖騎士すからね。結構上級の職業クラスっす。きっとステータスの補正やスキルの恩恵なんかも凄いんだと思うっす」
まぁ人ごとながら良かったよね。
「じゃあメルから。どうやったら良いかも含めて見せてよ」
「良いっすよ。先ず跪いて、アルシゴス様に感謝の祈念をします。それから自分に合った職業クラスを授けて貰えるように祈念するっす。あたいはサブ職業クラスが頂けないか祈念するっす」
なるほどと俺は納得してメルの様子を見て置くことにする。メルは跪いて頭を垂れた。
一瞬硬直したように動きが止まった。俺は【心眼】でメルのステータスを見る。
そのまましばらく身動きせずいたが【心眼】でメルの職業クラス蘭に新しい職業クラスが追加されたのが見えたと思ったら急に頭を上げて振り向くようにして俺を見上げた。
「若様。やったっす」
メルは満面の笑みだ。メルのステータスは次のようになった。
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名前:メル
年齢:15
性別:女
種族:獣人(虎種)
職業クラス:忍者←New
サブ職業クラス1:武闘家←変更
称号:無し
Lv:25
HP: 40←3UP
MP: 33←3UP
STR:24←2UP
ATK:30←2UP
DEF:20←2UP
AGI:30←6UP
DEX:15←3UP
INT:13←1UP
MAG:12←1UP
LUK:15
--エキストラスキル--
無し
--常時発動スキル--
【範囲技級身体強化】
【範囲技級魔力武装】
【サバイバル】
【気配察知】←New
--起動型スキル--
【拳術(広域技級)】
→派生技スキル
【広域技級十字拳】
【広域技級縦裂拳】
【範囲技級鉄拳】
【範囲技級熱風蹴り】
【大技級三段付き】
【大技級回し蹴り】
【大技級縮地】
【大技級鉄壁】
【大技級ハリケーン打ち】
【大技級飛龍打】
【槍術(範囲技級)】
→派生技スキル
【大技級飛槍】
【大技級車槍】
【槍技二段突き】
【槍技風車盾】
【忍術(範囲技級)】←New
→派生スキル
【大技級木の葉隠れ】←New
【大技級身代わり】←New
【大技級潜行】←New
【大技級手裏剣】←New
【変身】←New
【聞き耳】←New
【隠密】←New
【火遁の術(範囲技級)】←New
【俊足】
――魔術スキルーー
【火属性魔術】
→派生魔術スキル
《第一位階魔術》
【ファイアーボール】
【照明】
【暖気】
《第二位階魔術》
【火槍】
【ファイアーボール大】
【火盾】
《第三位階魔術》
【炎属性武装】
【炎属性身体強化】
【炎柱】
【炎槍】
《第四位階魔術》←New
【炎障壁】←New
―ー種族固有スキルーー
【生活魔法】
→派生スキル
【ステータス】←New
【クリーン】
【眠気】
【灯】
【そよ風】
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何とも凄い変化だ。俺はあまりもの凄い変化に驚いてまった。
「何だか力が湧いてくるっす。サブ職業クラス。忍者凄いっす」
「ああ。メル。『ステータス』って唱えてごらん。生活魔法に魔法が増えてるだろ」
「え? あ、本当だ。やった! これで自分のステータスはタダで見えるっすよ「「「ステータス!!」」」」
メルはそう言うと固まって目の前に出てきたステータスシートを見つめている。
「「「「「何? これ何っすか?」」」」」
メルは自分の変わりように吃驚して叫び声を上ていた。
しかし流石に忍者とは驚いた。西洋のこんな文化で忍者とは。
「メル。新しい忍者の方が主職業で前の武闘家がサブ職業になってるよね」
「本当っす。これは忍者の方が上級職だからだと思うっす」
「でも忍者って、そんな職業があったんだね」
「異界の職業なんだそうです。凄い技をたくさん持っている職業だとか。凄い職業を貰えて良かったっす」
忍者という日本の職業が出てきたのはセーラ様がアルシゴス様に口利きをしてくれた事と関係があるのだろう。
忍者という職業のイメージからしてメンバーとしてはとても有難い職業だ。罠の解除や素材の剥ぎ取りなど様々な能力がとても高そうだ。
しかもそもそもの職業クラスの補正の高さのおかげだろう。メルのスキルも凄い底上げだ。彼女はもはや上級の冒険者と言っても良い実力者になったように感じた。
「じゃあ、若様の番ですよ」
明日も七時半頃に投稿予定てす




