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リングワールド  作者: seisei
序章

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25/29

就職は一生の決断が必要か……いえいえ飽きたら転職したらいいじゃん

本日最後の投稿です。

 今日はたくさん買い物をした。稼がねば。


 その前に仕事神アルシゴスをまつる神殿に赴き職業クラスを授けてもらう事にした。


「若様なら凄い職業クラスに就くこどがきっと出来るっす」


 メルが自信有り気に言った。


「(俺は正直、触らぬ………)」


 触らぬ神にたたり無しということわざを呟きかけて慌てて止めた。この世界では不用意な言葉が本当に命取りになりかねない。


「……メル。アルシゴス様の神殿に行く前に愛と戦の女神アルテイシア様の神殿に寄っても良いかい」




☆★☆




 俺はセーラ様とそっくりな女神像の前で最初にこの神殿の神様であるアルテイシア様へのお供えを先にして間接的に女神像を使わせて頂く詫びをした。


 頭を下げて少し待っているとアルテイシア様が了承してくださった気配を感じ視線をあげるとお供え物が消えていたので安堵の吐息をいた。


 次にセーラ様とアンパロにお供物を供えて良い職業に就けるように祈念した。ついでにメルのサブ職業の事も祈念しておいた。


 セーラ様の温かい優しさとアンパロの明るい陽射しのような気配がするとお供物が消えていた。


 見るとメモがヒラヒラと目の前を舞っていたのでメモを掴んだ。


女神メモ:ラーク。お前、その獣人に手を付けるなよ。セーラは少し焼きもちを焼いているぞ。健気けなげなセーラはアルシゴス様にお願いに行ったけどな。


 と言う内容だった。アンパロからのメモのようだ。俺はこのアンパロのメモは破らずにそっとポケットにしまった。何だかアンパロにも感謝の気持ちが湧いたからだ。


 思えばこの一連のお供物の儀式はアンパロがメモで教えてくれたのだ。アンパロによるとお神々は供物を供えるて貰うと供えた人間に恩恵を授けやすくなるらしい。一種の魔法の触媒の様な役割を担っているのだろう。


 俺が振り返ると俺のする行動を黙って見ていたメルが目を丸くして驚いているようだ。


「どうしたの?」


「今、お供え物が消えましたよね。その後なんか綺麗な紙がヒラヒラしてたっす」


「これかい?」


 俺はポケットから女神メモを取り出してメルに見せた。


「見ても良いすか?」


 承諾の印にメモをメルに渡した。メルはうやうやしくメモを受け取って見ていた。


「若様。これって綺麗な紙ですよね。なんなんです? 不思議な模様が記されてますが」


「「「?」」」


 なるほどこのメモは普通の人には読めないようだ。俺は証拠隠滅とか色々考えてメモを破り捨てていたが……いやいや、アンパロの暴言に怒って破り捨てていた訳では無いのだ。はい。


 俺はメルに女神メモに何が書いてあるのか教えてやった。


「凄いっす。若様ってバカか妄想狂かとか色々疑っていたっすけど何だか段々信憑性が出てきたっす……」


 やっぱりこの娘、全く俺の話を信じていなかったようだ。あまりにも現実離れした話だから仕方がないだろうけど。俺にはこのリングワールドの方がよっぽど現実離れしているけど。


「ちなみに何がメルを一番納得させたんだい?」


「ええ。お供え物が消えましたよね。あれは神様が願いを叶える事を示す神威だと聞いたっす。教会でもずっと位の高い聖人様しか神威を表す事がほとんど無いって聞いていたっすけど若様のは連続して表していましたっすから。しかもこの女神様からのメモっすから……」


 メルが感心したように言った。


「そうかい。メルの事も頼んでおいたからご利益があったら良いね」


「本当っすか? あざっす。何だかサブジョブが貰えそうな気がしてきました」

明日からは七時半頃に一話投稿となります。

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