咎赦す可からず
名大社さんてブラック企業の、……之以上は云いません。
唐突ではあるが、更に云うと以前にも書いたかもしれないが、僕は中学時代の成績が非常に悪くて、四年制高校に通っていた。詰まり、定時制高校である。然も、昼間に仕事もしていなかった。ただ単に通っていただけである。更に云うなら、僕は十四歳から煙草を吸っていたので、最後の一年間は煙草をフカシながら、車で通っていた。思えば笑ける。高校生が煙草を吸いながら車で通学していたのだから。然し、勉学には重きを置いていた。特に好きだったのは化学だ。一つの分子に複数の分子が結合する事に因って、他の物とは違う物に成ると云うのはとても興味深かった。其の為か、他の教科にも興味を抱く様に成った。例えば、映像である。仕事をしていなかったので、深夜の映画を恐らく四百本以上観た。そして、朝に成ると寝て、又学校へ行くのである。因みにそんな生活を送っていたにも拘らず、テストの出来は頗る好かった。何故なら、テスト前の休憩時間中に凡ての答案を記憶していたからである。其の時間、凡そ二十分。其れだけ有れば、完璧に脳内に取り籠めた。そうして、静かに過ごし、好成績を収めた僕は大学への推薦を受ける事に成った。其の間、幾らかの勉強をして望んだ二校の大学入試には完璧に受かった。一つは理系で、一つは文系だった。何方にしようかと悩んだが、理系はあまり得意ではなかったので、文系の方を選んだ。但し、其方も理系寄りの大学なので少し困ったが、幸いにも友に恵まれて、互いに支え合う事が出来たので、其処での成績は好かった。ゼミも二年単位で行われてい為、最初は勿論映像、映画のゼミを選んだ。友も一緒だった。流石に、四年間掛けて観て来た映画のカット割りや、セリフ、ストーリーの方向性、其れに伴う役者の演技を観る経験が生き、上等の評価を受けた。アルファベットで云うと、A+である。他にも社会学、哲学、歴史、日本語論、都市国家やら色んな勉学に於いて上記に挙げた様な成績を収めた。結果、最終的な評価は上の中位だった。只、其の先にある就職活動が問題だった。持病持ちの為に、日勤と夜勤との連続勤務が出来なかったのだ。其れでもと思い、(敢えて平仮名で書くが)『めいだいしゃ』の企画する就職イベントに参加したのだが、「これなら遣れる」と思った処へ行くと、イベントとは完全に違った条件が提示された。「出来ねーよ。馬鹿たれが」と、純粋に思った。彼のイベントは“ブラック企業”を支える為のものだと知った。なので、次に行った時に其の事を告げると、一切誘いが来なくなった。即ち僕の云っていた事が事実であったのだ。若し之を“奴等”が読んで訴えて来ても構わない。不正の前後を正せば良いのだから。詰まりは、悪徳企業が訴えられない程度に不正を行っているのである。世の中そんな処ばかりだ。判然云って失望する。そして、絶望する。然し、生きて行かねばならない。其の為には多少の事に目を瞑ってでも働くしか無い。但し、持病持ちが働ける処など殆ど無い。小学校や、中学校、高校には沢山の苛めが有るが、実は其れを乗り越えて尚其の苦しみは続くのだ。果てし無く。嗚呼、いっその事、漫画家にでも成ろうか。何うせ勉強するなら特技を生かしたものが好い。今正に、そんな状況、状態である。折角通った高校の偉大なる先生に『新見南吉』さんが居る。其の時代なら、ちっとはマシかも知れなかったなぁ、と、何時も思う。既に住んでいる処が違うので縋る様な事は云う可きではないのだろうが、人生忘れ得ない事も有る。余命後、一年か、長くて三年と云われている僕は一体何をすれば良いのだろう。
持病持ちって何か悪い事しましたっけ?




