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諸所諸々のエッセイ  作者: 粘土
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温故知新を無視するジャーナリスト

最近まるで太宰の様な生き方に成った来ました。だからこそ、今書ける事を書いて起きたく思います。

 改めて太宰と云えば、彼に似て、僕は酒ばかり呑んでいる。本当に、太宰にそっくりだ。余りに呑み過ぎた所為せいで今にも死にそうに成っている。本当に、事実として、死にそうなのだ。だからこそ、かつての時代をかんがみると、其の辺に成っている野の物や、山菜などが、美しく味わえる。虚子も、子規も、漱石も、鴎外も、芥川も、川端も、川端のお気に入りだった三島も、太宰も、下らなき、者達も其れ等を口にし、酒を口にした事だろう。今日こんにちに於いては、マズい数値が明らかに解るが、彼等の時代には其れ程の分かり易い結果は、如何いかに緻密な検査をしても解らなかったであろう。出来るなら、書いた順番を理解して欲しい。美しき太宰が何故最期に挙げられたのかは沢山の本を読めば解かると思う。僕は、漱石を一番に挙げ、二番に芥川を挙げる。三番目は誰も彼も同じ位の精神力で以って書いている。僕も、頼りない精神を擦り減らして書いている。然し、自らの死を目前にして、考えが変わった。誰かに届けたい。其れは初めから有った思想である。其れよりも、誰かの為にと思う様に成った。いや、初めからそう思っていた。只、其れはかなりの傲慢ごうまんで、明らかな怠慢たいまんであった。詰まり、己惚うぬぼれて居たのである。読んで呉れる人達を冒瀆ぼうとくする様な、そんな気持ちであったのである。判然はっきり云って、其れは完全な自己満足である。僕は僕を殴り倒したい。今ではそう思っている。きっと、僕は不確かな遺伝子に於いて運命を観ていたのだろう。実は、之以上の沢山の懺悔ざんげとして、十万字程の書き物をしたいと思っている。然し、僕には其れ程の文才が無い。いや、文才など無い。かつての評論家が太宰には才有って徳は無しと、云っていたが、然し、自分には文才は無く、徳のみが有るのだと語っている。不思議なものだ。価値を見出せる人は殆ど居ない。只、学術のみに於いて評価するのが正しいと思って居る。僕はそうは思わない。『君達は誰の御蔭で生きて居るのかな?』と、そう言いたい。何故なら、僕は、シベリアに抑留され、何とか帰って来られた人の孫だからである。『君達はオカシイよ。何の苦労もせずにただ勉学に励んだだけで今の地位を得て、其れで以って偉ぶっている。其れは本当か?』と、何時いつもそう思う。何々評論家。君が其れを出来るなら名乗り給え。出来なくば、お金を返しなさい。僕はこうして書く事を、命を懸けて遣っている。冒頭に書いた通りだ。其れなのに、何も努力をしないで取材、読書で彷徨さまよい、然し、其れに気付かず、本当として生きているジャーナリスト。恥を知り給え。一例として挙げよう。『君は漱石を完読したのかね?』。或いは『君は太宰を完読したのかね?』。更に云おう。『君は鴎外を完読したのかね?』。もっと云おう。『漱石が小説を書くまでに至る経緯を知っているのかね?』しも、応えられないならば子規や、虚子を知らないからである。ふふふ。面白いね。現代に活躍する文学者や、其の評論家は過去を知らない。例えば、兄妹きょうだいでの近親相姦がまかり通っていた時代も有るのに。確か平安時代だったかなと思う。現実と不思議は遠い様で近い。解り易く云おう。ノンフィクションと、フィクションとは世界に山の様に有る。そして、区別しているが、実はのらりくらりと、絡まっている。先に挙げたジャーナリストは、本しか読まないから浮世のからくりに全く気付かず、勝手気儘かってきままに物知り顔で偉そうな事云っているのだ。……何だか楽しく成って来た。之からも書くぞ。馬鹿の物知りと、阿呆の知識と。判然はっきり云ってあげよう。君達が現代の文壇を汚しているんだよ。本当の本当に邪魔だよ? さっさと退きなさいな。才の有る子達を苛めるんじゃないよ。いっそ、僕が書こうか。処女作は十万字を超えるからして、推敲すいこうして遣ればもっと好い“作品”に成るだろう。まぁ、喧嘩を売る積りは無いから、同人誌でも刷ろうかな。色々な方法で宣伝して、其の上で遣れば幾らかには成るだろう。例え損をしても、宣伝には成る。ならば、安価な値で作れる文庫が好かろう。しも売れたならハッピーだ。仮にそうなったなら、君達に喧嘩を売ろう。今と成っては下らない芥川賞に。その他、多々有る賞に。期待しないで待っていて欲しい。然し、もし適ったなら、君達を盛大なパーティーに招待するよ。呑んで騒いで、大はしゃぎだ。

 



 

 


多分、遠からず、僕は死にます。もう、呼吸さえ苦しい程ですので。之まで付き合って頂いた皆さまに最大なる感謝を。死ななければ、まだ書きますので其の際はお付き合い頂きたく存じます。

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