第二十四話 暴走
ニキシーが上級水魔法を連射した。その水色の美しく、また、長い髪をなびかせながら詠唱を唱えた。
「聖なる水よ、いかなる時も我に力を与えん。魔を打ち砕け」『水剣三十連』
水でできた剣を30個作成し、それらを魔帝ゼルに向けて飛ばした。ゼルは、何十個かは火の魔法で弾いたが何十個かは当たった。それでも傷は少しも付いていない。
(なぜ傷がつかないの?水魔法の耐性?帝級までの体制があるのかも、、、あ!忘れてたわ。雷よ!雷魔法使うのよ!)
ニキシーは思い出した。ゼルは耐性がある訳ではなく、ただ単に皮膚にかなり分厚い皮、そして防御があったのだ。どういうことかと言うと、水魔法により防御は壊せたが、水では皮膚を貫きずらい。だから皮膚が電気を通すことから雷魔法を使う案にでたのだ。
「聖なる雷よ!我に光り輝く照らされた力を与えん」『迅雷の槍』
先程の水魔法で攻撃し、防御が剥がれてるところを目掛け、雷魔法を放った。
ゼルにとって水は無意味、だが、皮膚をも通る雷は効くはずだ。
「ぐああああああぁ!」
魔帝ゼルは雷王級魔法、迅雷の槍により、感電し、焼け焦げ死亡した。
意外とあっさり倒せてしまった。
こんなにすぐに終わるとは、、、魔帝ゼル彼は魔神オルスの五帝のうち一人であった。ちなみにゼノビアによると彼はもっとも新しい魔帝で五帝の中だと弱い方なのだとか。
一方その頃。オルス対ヘンリーそしてマリアの戦いはおされていた。
「マリア!危ない!その魔法は剣で切れないぞ!」
「なっ」
オルスが使った魔法は火弾聖級魔法である。魔力を集め圧縮し高密度の魔力に火の魔法を加える超高度な魔法だ。一発事にかなりの魔力を必要とする。固くしようとすればするほど魔力量が大きくなる。それは水弾、風弾、土弾、雷弾も同じことだ。
「ありがとうヘンリー!助かったわ!」
「ああ、行くよマリア!」
俺は得意の水魔法の水弾でそして、いつもより長くそして固く練り上げ10個の水弾を連射した。
「ふっ」
オルスがニヤけるように笑った。なにか嫌な予感がした。水弾が全てオルスに着弾したように見えた時、辺り一面が水弾による蒸気で見えなくなった。
風が吹き蒸気が少し避けると中から魔神オルスが無傷でたっていた。急に現れ急に攻撃を開始した。一瞬だった。一瞬で間合いを詰められ剣がいつの間にか腹のところにあった。とっさに土魔法で腹に防御を作ったが衝撃が強すぎて血を吐きながら吹き飛ばされた。
腹が痛いすぐには動けなかった。そうだ。マリア、マリアはどこだ?マリアを探し、見つけた時だった。隣にはオルスがいる剣が交わる音が聞こえた。ダメだ。押されてるそう思った瞬間だ。マリアの剣が制御を失った。オルスが剣を突き刺そうとしたがマリアが華麗な動きで剣が腹を貫くのを避けた。が、もちろん一命は取り留めたが後ろに吹き飛ばされた。
「げほぉっ」
マリアも血を吐いてしまった。ダメだ。強すぎる。弱点が分からないし、魔鋼流が強すぎる速剣流と相性が悪い。どうすれば、、、
「ヘンリー様!不規則な動きです!不規則な動きをいれてください!」
アリスの声がした。アリスが弱点を見つけたみたいだ。
「魔鋼流は予想を裏切るような動きに弱いですし、あいつはきっとアク神から魔鋼流の剣技を習得する代わりにきっと繊細さを失っています」
「ふっいい考察だ。間違いではない。いや、むしろ正しい。さぁ弱点がわかったぞ?お前はどうする?そして弱点がわかったことも俺は知ってしまった」
弱点がわかった以上弱点を狙うしかない!
「マリア!行けるか?」
「もちろんだわ!」
「よし!いくぞ!」
マリアによる剣の攻撃そして俺の魔法。俺は俺だけの魔法を持っていてマリアは速剣流以外にも流派を習得している。
『星脈の断罪』
俺だけの、俺のオリジナル魔法、星脈の断罪を放った。ただ、これだけじゃない。
オルスはとっさに防御の姿勢をとった。
「魔鋼流11の型!」
魔法を跳ね返そうとしたが魔法が強すぎだ。跳ね返すことができずただ剣でひたすら耐えていた。そこになんと、マリアが飛び込んだ!
「剣神・七の型・速歩・解・技剣流型!」
マリアによる剣神の奥義十の技に変更を加え、技剣流の形を取り入れた剣技へと変える技だ。
オルスはそちらもよけなければならない。
「くそっ」
オルスは予想外の動きにより、魔鋼流で防ぐことができず、マリアの攻撃も俺の攻撃もちょくで食らった。
「クソガキがぁぁぁぁ!」
オルスは怒り、完全に制御を失った。なんだがさっきよりも強くなった感じがした。
「魔たる力の根源よ。我に魔の魔力を集いて魔となせ。闇に隠れし、膨大な魔力をもつ悪魔公よ。我の呼びかけに答え力を貸したまえ」『悪魔公アルメシア』
オルスが呪文を唱えた。これは『悪魔公』を呼び出す魔法だ。悪魔とは種類がある。悪魔、大悪魔、悪魔公、悪魔王という種類があり、悪魔はよく精霊と対になると思われてるがこの世界では精霊は生物、悪魔は生物ではない。悪魔は召喚されて肉体を得るが、精霊は常に肉体がある。という違いがあるかららしい。
「ははははははっ。悪魔公だ!悪魔公だぞ!それも始まりの悪魔だ!!」
説明しよう!始まりの悪魔とはもっとも強くそして、最初の悪魔の五体のことだ。おっと、前世のある番組みたいな説明の仕方になってしまった。
「我が名はアルメシア。しがない悪魔公です」
しゃべっただけだ。それでマリア以上に強いのがよくわかる。なんなら魔神のあいつより強いかもしれない。
「マリア。こいつは強いどうする?」
「わかってるわ。ここまで来たらふたりでやるしかないわ、逃げられないしね」
「よくわかてるではないか!アルメシア!あいつらをころせぇぇ」
「貴様。誰に命令をしている?虫けらが、私より弱い分際で、」「私を召喚など笑わせるww」
なんてことだ。召喚主を虫けら呼ばわりしたぞ!えぐいな。こいつただもんじゃない。
「おい。貴様、龍の匂いがしますな、龍族の知り合いでもいるのですか?」
「ま、まぁ、龍神に昔稽古をつけてもらって、、、」
「そうでしたか。ドラグニル家の知り合いがいましたか」「おっと失礼、私の前の主がドラグニル家のもので、名はヴァリス・ドラグニルというひとでして。恩があるのでドラグニル家関係の方には攻撃しないと心に決めているのです」「ヴァリス様はヴォルガルド様のたしか叔父にあたるはずです」
なんかたすかった。ヴォルガルドと知り合っててよかった~。てか、ヴァリスって名前聞いたことがあるぞ。確か、100年前に『大魔神』による人類全滅計画を実行していたころ、『大魔神』を封印した『三英雄』のひとりだったきが、、、って三英雄!!!!!『冥龍王』ヴァリスじゃないか!!!いまは亡き大英雄だぞ!そいつにつかえてたとはかなりの驚きだ。
少し説明を入れよう。大魔神とはほぼ神のような存在で、魔族のトップである。三英雄は、「冥龍王」、「魔道王」、「剣武王」の三人で、この三人によって大魔神は封印された。王とついてるはいるものの、彼らは神級である。大魔神は神級であり、魔力がヘンリーの2倍ある。というちょっとした説明から本題に戻ろう。
「なに?!私が召喚したんだぞ!」「私のゆうことをきけぇ!」
オルスが激怒した。
「貴様。まだわからぬか?私はヴァリス様の忠実なる下僕なのです」「大魔神派風情が私に力を借りようなど、、、万死に値します」
急に不機嫌そうになっていった。が、
それただたんにうざかっただけでは?????




