第十話 結婚
エンシェント・デトネーターを討伐したあの日から、王都ノルマの空気は一変した。
俺が街を歩けば、道ゆく人々が足を止め、畏敬の念を込めた眼差しを送ってくる。
「おい、見ろよ……あの方が噂のヘンリー・グレイ様だ」
「信じられるか? あの若さで帝級魔法使いだそうだぞ。放たれる魔力の圧が、ここからでも伝わってくる……」
そんな囁き声を背に受けながら、俺は友人のメドリオと並んで大通りを歩いていた。ベン侯爵家の嫡男である彼は、かつては俺を監視する立場でもあったが、今では気心の知れた親友の一人だ。
「ははっ、相変わらずの注目度だな、ヘンリー。帝級なんて歴史上の伝説だと思ってたが、お前がその体現者だもんな。今や王都中……いや、国中で一番の有名人だぜ」
メドリオが感心したように肩を叩く。だが、俺は苦笑いを浮かべて首を振った。
「よしてくれよ。僕なんてまだまだだよ。帝級と言っても、今のところ完全に制御できているのは水属性だけだ。魔法の深淵はもっと深いはず。聖級、いや、伝説に謳われる『神級』の領域……そこに至らない限り、本当の意味で大切なものを守り抜くことはできないと思っているんだ」
前世で48年間、何も成し遂げられなかった反動だろうか。いくら力を得ても、俺の向上心が尽きることはなかった。
歩みを進めていると、華やかな香りと共に聞き覚えのある艶やかな声が響いた。
「あらあら、随分と謙虚な王様ね、ヘンリー」
振り返ると、そこには青いローブを風になびかせたエロすぎる俺の師匠、ニキシーが立っていた。彼女の瞳はいたずらっぽく輝いている。メドリオは「おっと、師匠のお出ましだ。俺は空気を読んで失礼するよ」と苦笑いして去っていった。
そのまま俺とニキシー、そして偶然居合わせたヒン王子の三人で、魔法理論の議論という名目で宿の一室へ向かうことになった。だが、王級以上の魔法使いが集まれば、その交流は精神的なものだけに留まらない。
部屋に入り、魔力の障壁を張ると、ニキシーは俺の首に腕を回した。
「帝級にまで至ったあなたの熱い魔力……もっと近くで感じさせてちょうだい」
そこからは、濃密で魔力に満ちた時間が始まった。ヒン王子もその場にいたが、ニキシーは毅然として告げた。
「いい? ヘンリーを受け入れるのは私だけ。あなたはそこで、この至高の魔力の交わりを刻み込んで一人でシコってなさい」
俺は彼女の導きに従い、師匠という立場を脱ぎ捨てた一人の女性としてのニキシーを深く愛した。彼女の肌を通じて流れ込んでくる膨大な経験と魔力の奔流。俺たちは互いの魂を融解させるように繋がり、夜が更けるまでその悦楽と高揚を分かち合った。
「だめぇぇん...//出ちゃうぅん..//イグゥゥゥゥン...///」
その後、俺は正式にニキシーにプロポーズをした。彼女は「一生かかって、私に魔法を教えなさいね」と微笑んでそれを受け入れた。
数日後。俺が一人で王都の裏通りを歩いていると、ふいに鋭い剣気が背後から迫った。
咄嗟に身を翻すと、そこには凛とした立ち姿の金髪の女性がいた。
「……流石ね、ヘンリー。その反応、並の魔法使いじゃないわ」
「マリア……!」
旅に出ていたエロくてたまらない足がエロいマリアだった。彼女は両親の最期を見届け、その悲しみを剣の冴えへと変えて戻ってきたのだ。彼女の纏う空気はもはや常人のそれではなく、真の『剣帝』としての威厳に満ちていた。
「噂は聞いていたわよ。帝級魔法使いになったんですってね? 凄いわ、私の自慢の先生」
マリアは眩しそうに俺を見つめる。
「久しぶりに……私たちの『復習』、しちゃう?」
彼女の誘いを断る理由などなかった。俺たちは人目を忍んで愛を確かめ合った。剣帝として鍛え抜かれたしなやかで強靭な彼女の肉体は、俺の帝級の魔力を受け止めるにふさわしい熱量を持っていた。俺は彼女を抱き締めながら、もう二度と離さないと誓った。
「......////....ヘンリーィィィィン..///」
この世界では、強大な力を持つ者は血筋を残す責務がある。俺は自らの意志で『一夫多妻制』を公表し、愛する女性たちを等しく守ることを決めた。
これに真っ先に反応したのは、俺との間にすでに秘密の子供を授かっていたエロくてかわいくておっぱいでかくて太ももとか足らへんがエロすぎてタイツアリも生も最高の第二王女アリスだった。
「ヘンリー、やっと私をあなたの正妻の一人にしてくれるのね」
アリスは第一王女(国王の長女)でありながら、兄が二人いるため王位継承権は低い位置にあった。だが、帝級魔法使いである俺との婚姻は、王室にとっても最大の盾を得ることを意味する。国王もこの申し出を二つ返事で快諾した。
こうして、俺はニキシー、マリア、アリスという三人の妻を娶ることになった。
数日間の祝宴のあと、新居となった広大な屋敷の一室で、俺たちは四人で夜を共にした。
「.....//ヘンリーィィィィ...//そこおぉん///もっとぉん...//」
帝級魔法使い、剣帝、王級魔女、そして王族の血を引く美女。
互いの素肌が触れ合い、部屋中が濃厚な魔力の薫りで満たされる。マリアの情熱的な抱擁、アリスの気品ある甘え、そしてニキシーの熟練した導き。俺は彼女たち一人一人の愛を全身で受け止め、同時に己の全てを彼女たちに捧げた。
前世の孤独、家族の死、魔力災害による別離。
多くの苦難を乗り越え、俺はついにこの場所へ辿り着いた。
「愛してるよ、みんな。俺が、この世界の誰よりも幸せにしてみせる」
三人の妻たちの幸福そうな吐息を聞きながら、俺は深い充足感に包まれていた。
だが、物語はまだ終わらない。帝級の先にある神級への道、そして世界に未だ残る謎。愛する妻たちと、生まれたばかりの子供、そして成長した妹のルナを守るため、ヘンリー・グレイの歩みは止まらない。
王都ノルマに昇る朝日は、新たな時代の幕開けを告げるかのように、四人の寝顔を優しく照らしていた。




