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唐突でもない水着回なんて無い

 南の国。常夏の国。ひたすらに暑く、地域によって乾燥していたりジメジメと不快だったりと東の国とは全く違う風土のそこで、私はひたすらに神を呪っていた。キラキラと輝くビーチサイドでは、正にリゾートバカンスと言わんばかりの光景が繰り広げられている。


 所々突っ込みどころになっている歪な技術発展には一切目をつぶるが、なぜ女性水着が全て白スクール水着なのかという点においては盛大に突っ込みを入れるべきだと思う。やはり作者が女性ものの水着など分からないから性癖に素直になったとしか思えない暴挙だ。


 逐一細かに観察すると逆に喜ばれる人間が3人ほどいるので木剣片手に魔物こそ探しているが、海中含めて私の感覚にすら引っかからない辺り本当にバカンスである。お題目は一体どこにいったのだろうか。修練はどうすればいい、答えろユートォォォ!


 と八つ当たり気味に尋ねる訳にもいかないのでとりあえず大地と一体化してもらいながら(罪状:更衣所を覗きに行った)、キャイキャイ騒ぐ面々を見遣る。女性の方に目線が行かないカズラ―君は一体何と戦っているのだろうか。煩悩か。


 なんといってもスタイルがそのままピッチリ出るタイプの、それも二つの意味で犯罪級の光景である。親睦云々以前の問題である。ちくしょうビーチバレーなんぞしてるんじゃないメリーとかマジでばるんばるんしてる。動くものに目が行くのは仕方のない事だから。


 と馬鹿なことを考えていると、ぴとりと後ろから密着される。ついでに日陰になる。犯人? 逆に聞くけどステラ氏以外に居るというのかねワストン君などと一人頭の中で小芝居が始まる。好意を素直に伝えてくる銀髪ロリって確実にキャラ被りしてるよなぁ。


 え? リィンに関する描写が無いって? 私を見た瞬間に海に飛び込んでふるふると震えていたけれども、それについて関わり合いになっちゃいけないと心のどこかでストップがかかったからね、仕方ないね。

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