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実力主義の学園(物理)

 大概の心理的問題はあれど、主人公になるという使命の前には些事であると修練に逃げるようにのめり込む事しばらく。どうやら前期試験と呼ばれるイベントが発生するようだ。


 そもそもこの学園のクラス分けというのは実際にどうなっているのか。初日に周囲を挑発した件ではあるが、実際にある程度は実力によってブロックが構成されているらしいというのは実は最近知った事である。


 そして、入学時に試験も受けずに親の威光で入ったような推定無能がどのブロックに入るかといえば当然最下層であるのは明白で、的外れどころか実は図星という人の心が分からない糞のような挑発だったらしい。最近自分を卑下しすぎな気もするが。


 そこで今回のイベントであるが、要はクラス替えの凄い版と考えても良いのではないだろうか。いくつもの項目で試験をして、その結果によってクラスが変わるという話である。そして才能がないと判断された人間がいくばくか足切りされて国へ帰るイベントでもある。


 つまり、最近実は私はそこそこ強いんじゃないかなどと慢心していた所に、所詮貴様のいた空間は学園内でも最弱、と何処かで聞いたような流れでくぎを刺しに来るイベントなのであった。きっと一気にレベルが変わるんだろう、私は詳しいんだ。


 と意気込んではみたものの、テストの結果は惨憺たる結果だった。当然だろうが属性力など持たないのでそれに関する項目はすべて何一つできない。学園で評価される項目ですからねそれが出来ないとか劣等どころか落第生であるのは確定的に明らか。


 せめてものあがきと一騎打ちでは試験官を下し、絶滅させる意気込みで魔物を狩ったものの、精々が一つ上のブロックへの移動であった。トップクラスなど夢でしかないレベルである。落第? ははは主人公がそんな目に合うはずないじゃないか。


 だから新しいクラスにリィンやメリーがいたとしても、何もおかしくはないんだ。

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