公爵令嬢、悪役令嬢に嫌われる。
生徒会に入る話は今度又機会があればします。
スイマセン.
◇
何故こんなことになったのだろうか。
テオが入っているらしい、生徒会に勧誘で入り、生徒会メンバーと仲良くなる。
そこまでは上々だったはずだ。
「ルノア様、これもお願い致します。」
「ええ、すぐに終わらせますね。」
会計を処理しつつ、横目でテオを見る。
暖色系の髪を持ち、授業中ずっと寝ているテオはここでは仕事をしているのか。
(だったら、クラスでもそうして欲しいけれど…。)
「ルノア。なんか失礼なこと考えてない?」
「別に、クラスでは寝ててここで仕事してるぐらいなら、クラスでもきちんとしてほしいなんて考えてないわよ。」
「めっちゃ考えてるじゃん。」
「あのさあ、僕だって別に寝たくて寝てるわけじゃなくてね?」
(…僕?)
今、僕って言ったの?
そう聞こうしたときだった。
「テオくん!会計がわからなくて。手伝ってくれる?」
「…ん。」
(また現れたわね、あの女…!!)
◆
「今日から、生徒会に所属することになりました、ルノア・ノレヴェインと申します。」
「ルノアか。よろしく。」
テオや会長のイヴェラン、副会長のアリシア等のメンバーで構成されている生徒会。
人柄の良いルノアは、イヴェランやアリシアとすぐに打ち解けた。
だが、セレナ・ファン・シルヴェスターだけは、打ち解けられないどころか敵視さえされてしまった。
(どこにでも、私を嫌う人はいるのよね。)
◆
「ミレイユ、できたわよ。」
「ありがとうございます…!入りたてなのに仕事ができて凄いです!」
「ああ、そうだな。ルノアを誘ったテオも凄いぞ。」
「僕はただ会長に『人員増加!人員増加!!』って言われてうるさかったので誘っただけです。」
「うるさいって…。まぁいいだろう、テオもお手柄だ。」
「会長。ミレイユ、ルノア、テオの分の今日の会計処理は確認しました。再度確認お願い致します。」
「ああ、じゃあ帰って良いぞ。もう暗いしな。アルバートとセレナは引き続き頼む。」
(ざまあないわね。)
まあでも、アルバート的にはテオはうらめしいだろう。
だってアルバートは…
「セレナ嬢と一緒かあ。頑張ろうね!」
「うるさいわね、アル。あんた男なんだから早く済ませなさいよ。」
セレナのことが好きらしい。
まぁ、どうでもいいけど。
「かえんぞ、ルノア。」
◇
「流石にこたえただろ、会計処理。」
「別に大丈夫よ。それはそうと、テオ。あなた、学校での一人称は“僕”なの?」
「そりゃあ。家みたいに俺って言うと雰囲気固くなるし。」
「この際、一人称テオにしたら?名前呼びも萌えるわよ!」
「萌えんでいい。じゃあおやすみ。」
「はいはい。」
ーその頃の生徒会室
「許さないわ、あの女…!痛い目、見ると良いのよ!!」




