表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
御使い結び  作者: 狛ノ上緒都
第5話
PR
38/51

第5話 4



「村の人達は皆怖い人だと思ってました。でも助言してくれる人もいるんですね」


村総出で天使様を捕らえ、永い間生け贄として『僕』達、御使い縛りを閉じ込めていたと思い込んでいた。

先ほどの彼の気まぐれと言えばそれまでで、実際に当初は何を言っても暖簾に腕押し。


それでも村の人達とはもう誰とも喋る事などないと思っていた『僕』にとって、なんだか少しだけ嬉しかった。


『あのひと まえの"みはるひと"にも ごはんはこぶひとだった』


「どんな人だったんですか?」


声からして若い、若いと言っても村の中では若い方と言うだけで、『僕』よりもずっと大人だろう。

先代の御使い縛りからしていても、流石に先々代を知る人間ではないのは確かだ。


『あまりしゃべる"こえ"きいたことない』


『まえの"みはるひと"ずっとここからだして いってた』


『"みはるひと"と なにもおはなししなかった』


天使様の話が本当なら、あの人が"仕事"以外で喋るのは相当珍しい事らしい。

天使様も『僕』の手のひらに喋る事を知らなかった旨を書いていた。


「あの人とお話したら、出してくれるようになりませんかね」


ここから出ようにも、道具も知恵も足りないものが多すぎる。

真っ向から出して貰えずとも、何かきっかけになれば良い。

そう考えての発言だったが、天使様は苦々しい表情を浮かべていた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ