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第2話 4
「御使い縛り」と呼ばれた人間が来る度同じことを繰り返しているのか、『僕』が天使様を見ると、こくりと頷く。
「悪いことをして捕まったみたいだ」
『僕』はメモ書きを荷物の中に戻すと、もう一度スプーンを持った。
一人だけ食べるのは、と思い天使様を見やると、それに気づいたか天使様は昨日と同じように檻の隅によって、薄汚れた翼で身体を多い尽くした翼の繭になる。
「うう、ありがとうございます……」
天使様は隠れて?くれたが食べにくい事には代わりない。
とは言え空腹が紛れる訳ではないので少しずつ食べ進める。
最初こそ食べにくいと思っていたものの、やはり空腹には抗えなくスプーンを持つ手は止まらない。
『僕』は一人分ほど平らげてからトレーについていた蓋を被せる。
これでいいのかわからないが、次に村人が訪れるのは夜のはずだから、これが昼食と言うことになる。
「ごちそうさまでした」
『僕』のその言葉を聞いて、天使様は翼の繭から出てきた。
部屋の隅から、ちゃりちゃりと鎖を鳴らしてこちらに来る。
『僕』は天使様に気遣ってくれたことにお礼を言うと、照れたように微笑んでくれた。




