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異世界に飛ばされて旅をすることになりました  作者: エメラル
第1章 異世界を旅する前に…
23/30

今後をどうするか

優:「さてどうするべきか…。」


ポアスレートにやられて無気力になってしまった優は、今後の事を考えている。


もとの世界に戻るために頑張るか…。

それともこの世界で生きていくことにするか。

どちらが自分にとっていいのか考えてみるのだが、結論を出しても頭の中のもやもやが消えることは無かった。


そんな様子を見ていたオーキディアインは


オーキディアイン:「結論が出ないようじゃの。

そういう時は、気晴らしに町で散歩をするのはどうじゃ?」


そういって町に行く用のしおり、小屋に戻る用のしおりとお小遣いとして20エテルをくれる。


優:「行ってきます。」


オーキディアイン:「行って来い。」


しおりを振り天界の町へ行く。

町の広場に飛んでこれたようだ。


優:「あいかわらず、変わった景色だな。」


黄色に輝く空、羽が生えた生物、宙に浮いている水等を見てそう思っていた。

優がしばらく歩いていると、商店街っぽいところにたどり着く。

商店街を歩いていると商売人のお兄さんから


お兄さん:「弓使いっぽいそこの君、これはいかがかな。」


そういって、矢を見せてくれる。

金属で出来ている矢の用だが、それ以外は普通の矢と変わらないように見える。


優:「見たところ、普通の矢にみえるけど。」


優がそう言うと、お兄さんは説明を始めた。


お兄さん:「これは、マジカルアローって言って魔力を込めると形状を変えることが

出来るんだ!」


お兄さんが持っていた矢が光り剣の様な形状になる。


お兄さん:「さらに、属性を加えるイメージをすると…」


剣の状態になった矢が赤く光り出す。


お兄さん:「こんな感じで、属性をつけることが出来るんだ!

今は、炎属性をつけているんだ。

面白いだろ。

普通の矢で同じ事をやると、熟練した人がやらないと焦げたり潰れたりするんだ。」


お兄さんは熱く語る。


優:「形状変化と属性をつけることが出来るんですね!」


優はこの矢があれば自分の戦い方が、いろいろ変わるのではないかと考えていた。


お兄さん:「いろいろな機能がついたこの矢、お値段なんと50エテル。

お兄さんまだ弓使いになりたてだと思うから、サービスして40エテルでどうだ!」


優:「う~ん。ちょっとした事情で戦いは、もうしたくないので矢は要らないです。」


お兄さん:「そうかい。それは残念だ。

また、欲しくなったら立ち寄ってくれ。」


お兄さんは残念そうに店の中に矢をしまう。


魔法の矢は面白いものだと思ったが、エテルが足りなく

戦いをしたくなかったそう言って断ることにした。


さらにいろいろと場所を見て回る。

雲の上に出来た公園、歴史的に見える図書館、小説に出てきそうな学校等。


建物の形状、遊具などは元の世界の物と似ているようで似ていなかった。


ふと思った。

なんで元の世界に戻りたかったのだろうかと…。


優はだんだん、この世界で暮らして行くのも有りなんじゃ無いかと考え始める。

そんなことを考えながら歩いていると、空から光る物体がこちらへ飛んできた。


少年:「お兄さん危ない!」


咄嗟にスキルの【スロウ】を発動し、玉の速度を遅くして回避をする。


12歳くらいの少年が来て


少年:「すみません。

怪我は無かったですか?」


優:「玉に当たってないからね。大丈夫だよ。

ところで何をしてるんだい?」


少年:「ベーボーをやってたんです。」


優:「ベーボー?」


少年:「流行っているスポーツで、相手に投げられた玉を打ち返すゲームなんだ。

玉を打ち返して、守っている人に取られ無ければ点数を取ることが出来て

点数を多くとることが出来たチームが勝ちだよ。」


優:「野球みたいなものなのかな。

見学させてもらってもいいかい?」


少年:「野球?」


優:「ごめん野球っていうのは、俺がいた国で流行っているスポーツさ。」


少年:「そうなんだ。見学は自由だから見てっていいよ。」


ベーボーを見学させてもらう、どうやら優が思っていたとおり野球のようなスポーツだった。

ただ、塁は無いみたいなので打ったボールが取られ無かったら1点入る仕組みらしい。


玉を投げる人の中には属性をつけたり、考えられない変化をする玉を使う人も

いたので驚いた。

もちろん、変化のついた玉でも簡単に打ち返す人もいたが…。


ベーボーの試合もいつの間にか終わり、どうやら少年のいたチームが勝ったらしい。


遠くのほうで、少年の父親らしき人が


少年の父:「◯◯帰るぞ。」


少年:「父さん。今日の試合僕が打って勝ったよ。

何かご褒美がほしいな。」


少年の父:「そうか。

じゃあ、おいしい店にお母さんも連れて食事にでもいこうか。」


少年:「やったー。どの店に連れてって貰おうかな~。」


親子は、楽しそうに会話をしながら帰って行く。


そんな様子を見ていた優はふと、父さんと母さん、友人の直也は元気かなと思ってしまう。

そんな事を思っていると、自分が元の世界に戻りたかった理由は

きっと親しい人達に会いたいからだということに気づいた。


心の中で自分が今後やるべき答えを教えてくれた少年に感謝すると共に

元の世界に戻るため努力することを決意するのであった。

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