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第19話

頑張りました。よろしくお願いします。

「さてと。」

夕食とお風呂も終わり、二郎丸とるかにが修行計画で何やら盛り上がっている横で、僕はステータス画面を呼び出した。


「鑑定!」じゃない!です。


何で毎回言っちゃうんだろう。するといつもの半透明ウィンドウが現れる。

⸻


名前:クワナ シュウ

職業:冒険者

レベル:4(2→4)


HP:51→89

MP:34→56

SP:20


力:13

体力:11

かしこさ:13

素早さ:11

器用さ:15

魅力:11

運の良さ:84(+70)


固有スキル:

「従魔の気持ち」

「精神耐性」

「世界を変えた者」

「鑑定」


スキル:

「罠感知2」

「剣術2」

「気配察知1:NEW」


⸻


「おおぉ」


地味に強くなってる。いや結構強くなってる。

ゴブリン戦の経験値が美味しかったのかもしれない。

それよりなにより。

「剣術2!」

なんてこったい。これが本当に嬉しい。男の子は何歳になっても剣術だよね〜。


そして新スキルが生えた!

「気配察知。」


これは当たりだ。

絶対当たり。どのラノベにも出て来る鉄板のやつ。

僕みたいな慎重派には最高だ。

よし、詳細を見てみよう。

⸻


【気配察知】


生物・敵意・魔力反応などを感知する。


レベル上昇により探知範囲増加。


⸻

「うん。最高。」

地味だけど超強い。魔力反応感知が付いてるなんて大サービスじゃないですか。

ダンジョンで死ぬ原因の大半は不意打ちだろうからこれがあればかなり安全度が高くなるね。


問題はSPだな。20ポイントかぁ。かなり悩む。

「どうしようかなぁ。」

すると。るかにがモフモフ歩いてくる。

「シュウ君〜。」

「ん?」

「死なないようにするのが〜一番だと思うよ〜。」

「・・・。」正論である。

二郎丸も頷く。

「ご主人が倒れたら終わりだワン。」

・・・。

君たち。最近ちょっと賢くなったよね?


30分後。

僕の振り分けはこうなった。

⸻


HP+30(SP5)


MP+20(SP2)


体力+2(SP2)


器用さ+5(SP5)


素早さ+3(SP3)


力+3(SP3)


SP:0


⸻


結果。


⸻


レベル4


HP:119


MP:76


力:16


体力:13


かしこさ:13


素早さ:14


器用さ:20


魅力:11


運:84(+70)


⸻


「よし。これで決まり。」


前衛も出来る。でも器用さ特化。完全に技巧型だ。

たぶん剣術との相性も良い。

「ふふふ。華麗な剣士だな。」

「ご主人。」

「ん?」

「まだゴブリンにボコボコにされてたワン。」

「・・・。」

やめろ。現実を見るんじゃない。

⸻


続いて二郎丸。


⸻


名前:二郎丸


レベル:4


HP:92


MP:34


SP:10


力:12


体力:11


かしこさ:17


素早さ:21


器用さ:8


魅力:31


運:17


固有スキル


「忍犬:Sレベル1」


新スキル


「隠密1:NEW」


⸻


「うわ。」

忍者っぽくなってきた。格好良いな。羨ましいぞ。


さて詳細は。

⸻


【隠密】


気配を薄くする。


敵から発見されにくくなる。


⸻

「完全に忍犬だ。」

「フッフッフ。」

また変なキャラになってる。

「我は闇に生きる者。」

「二郎丸。」

「ワン?」

「そのキャラやめて。」

「ワン!」

戻った。良かった。


SPは全部、


力5

素早さ5へ全力投入。


結果。


二郎丸は完全な近接アタッカーになった。回避タンクも出来そう。


⸻


最後は、るかに。


⸻


名前:るかに


レベル:4


職業:桑名家のまほ〜使い


HP:63


MP:58


SP:10


かしこさ:31


魅力:44


運:29


⸻


新スキル。


⸻


【土壁1】


土の壁を作る。


消費MP5


⸻


「おおおお!」

これは大当たり。

防御魔法だ。しかも今のパーティに一番足りないもの。


るかには全部MPとかしこさに振った。

結果。


MPは80を超えた。完全に魔法職である。


⸻


翌朝。修行開始。


僕は倉庫整理。

二郎丸とるかには裏山へ。

そして夕方。

二人が帰ってきた。二郎丸は泥だらけ。るかには葉っぱだらけ。


「修行はどうだった?」


二郎丸が胸を張る。張る胸は見当たらないが。


「ご主人!」

「うん」

「杉の木を12本倒したワン!」

「待て。」何をしている。


林業か。


⸻


るかにも報告する。

「私ね〜。」

「うん。」

「毛針を187回撃ったよ〜。」

「・・・。」すごい。

ブラック企業並みのノルマである。


すると。二人の体が淡く光った。

「え?」

「ワン?」

「ふぇ?」

そして。ウィンドウが出現。


【スキルレベルアップ】


忍犬:Sレベル2


ハリネズミまほ〜:Sレベル2


⸻


「おおおおお!!」


やっぱり!あったのね!熟練度がある!

僕の予想は正しかった!


⸻


二郎丸が新能力を取得。


⸻


忍犬Sレベル2


【壁走り】


短時間なら壁を走れる。


⸻


「忍者だ!」


本当に忍者になった。


⸻


るかにも取得。


⸻


ハリネズミまほ〜Sレベル2


【土槍】


土で槍を生成し攻撃する。


⸻


「強っ。」毛針より明らかに強そうだ。

るかに本人は。「槍ってなに〜?」と言っていた。

とても平和である。


その夜。僕は改めて思った。

ゴブリンは強かった。思っていたより遥かに。

きっと世界は確実に変わるんだろう。


あと87日。


人類が知らないまま進む終末へのカウントダウン。


だけど。


縁側で麦茶を飲みながら、壁を走る柴犬と、

土の槍を出して喜ぶハリネズミを見ていると、

何だか大丈夫な気もしてくる。根拠はない。

でも、

「うん。」

明日からまた頑張ろう。三人で。


その頃――

防衛省某所。

差出人不明の封筒から発見された謎の青い魔核が、とある研究施設へ運ばれようとしていた。


この小さな石ころが数か月後、日本中を大混乱へ巻き込む最初の証拠になることをまだ誰も知らない。

淡白な内容ですいません。あまり難しく考えて書くと仕事や義務感のようになってしまいますので気軽に書く事を続けられるようにさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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