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第18話

まだ生きてました。楽しい小説が多くて読み専で既に5年経過・・・。本当にすいませんでした。仕事なんか大嫌いだー。

「さて、今回はレベル2つ分だね。」

テーブルの上にノートを広げる。

ボールペンをカチカチ。こういうのは大事だ。

ゲームでもプラモデルでも説明書を読まずに進めるタイプは大体痛い目を見る。

「ご主人〜。また難しい顔してるワン。」

「シュウ君〜。考え事〜?」

「うん。」

そう言いながらノートへ書き込む・・・。


■仮説①


スキルは使用回数で成長する。



■仮説②


MPは時間経過で回復する。



■仮説③


レベルアップ時HPMP全回復。



■仮説④


ダンジョンごとに難易度が違う。



「うん。」


我ながら良い感じだ。

研究者っぽい。

実に知的。

ちょっと賢そうな感じ。

「シュウ君〜。」

「なに?」

「そのノート〜さ〜。」

「うん。」

「小学生の〜自由研究みたい〜。」


「・・・。」


ぐぅ。


否定できない。

気を取り直してステータスを開く。


「ステータス!」


ぼや〜。

最近は慣れてきた。もう恥ずかしくない。


少しだけ。


いや、まだ恥ずかしい。



レベル4。SPは20。

前回よりかなり増えている。

どうやらレベルが上がるほど獲得SPも増えるらしい。

「これは大事な情報だな。」

慎重に振ろう。

結果、

HP+4


器用さ+5


素早さ+4


かしこさ+3


力+2


体力+2



「よし。」

前回よりかなりバランス型。

これで少しは戦いやすくなるだろう。


翌朝。

徳島さんの畑へ向かう。

徳島さんは七十代後半。

畑仕事が趣味のおじいちゃんだ。

元農家。

村一番の野菜名人。

そして少し変人。

「徳島さーん。」

「おう。」

相変わらず元気だ。

鍬を持っている姿が妙に似合う。

「珍しいな。」

「お願いがあって。」

「なんだ?」

「畑を増やしたいんです。」

「ほう。」

「出来れば今の五倍くらい。」



徳島さんが固まった。

数秒。

完全停止。

フリーズである。



「五倍?」

「はい。」

「五倍?」

「はい。」

「お前。」

「はい。」

「何を育てる気だ。」

「ジャガイモとサツマイモと玉ねぎです。」



徳島さんが遠い目をした。

「お前。」

「はい。」

「戦争でも始まるのか。」

「・・・。」

ドキッ。


「始まりません。」

「そうか。」

「はい。」

「ならいい。」

「はい。」


徳島さんは少し考えた後、ニヤリと笑った。

「面白い。」

「え?」

「ワシも付き合ってやる。」

こうして。桑名家の大規模畑計画が始まった。


そして同じ頃。東京。

防衛省。とある会議室。


「差出人不明?」

「はい。」

「中身は?」

「手紙と謎の鉱物です。」

研究員が資料を置く。

『三ヶ月以内にダンジョン攻略が行われない場合、魔物が出現します』

会議室が静まり返る。

「またか。」

「ええ。」

「愉快犯か都市伝説だろう。」

「普通ならそうです。」

研究員が続ける。

「ですが問題は鉱物です。」

映像が映る。

成分不明。既知元素不一致。

内部エネルギー反応あり。

「・・・。」

「誰かのイタズラでは?」

研究員が首を振った。

「不可能です。」

会議室の空気が変わる。


そして。世界各地でも。少しずつ。

本当に少しずつ。

異変が始まりつつあった。


その頃。当の本人は。


「二郎丸〜。」

「ワン!」

「るかに〜。」

「は〜い。」

「焼き芋できたよ〜。」

「「わーーーい!」」


世界の命運を左右するかもしれない男は。

焼き芋を割っていた。

まだそんな段階だった。

まだ不定期です。

あまり期待せずお過ごしくださいませ。

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