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日帰りで異世界に行ってみよう!  作者: プラズマ
正規昇格初任務編
84/136

マジで戦闘三分前!

閲覧有り難うございますm(__)m

初任務編も終わりが見えてきましたm(__)m

感謝感謝ですm(__)m

コモス村。


完成された高さ十メートル程の土壁。


村の外周全てを覆い、易々とは越えること叶わない壁。今その壁に殺到しているのはニシノ要塞を彷彿とさせる程のオーガの群れ、それに混じりゴブリンやオーク等も混じっている。


「300以上じゃねぇかぁ、アレはよぉ!?」


「うじゃうじゃうじゃうじゃと凄いっすねぇ、狙撃しときますか!?」


何時もの対人狙撃銃では無く、対物ライフルに変化させる。子供の身長を越えるそれは、しっくりときすぎる程に純一に馴染む。そのまま身体強化を施し、その狙撃銃バレットを構え。

ズドンッ!!発砲。純一の身体がぶれると同時に銃口が火を吹き(通常、立射は出来ない)オーガの頭を簡単に吹き飛ばす。


「おはっ、撃破ボーナスゲットだぜぇ〜ッスかね?」


「まだ一匹だろ!?」


「ん?昌晃、一頭では?」


「いやいや、二人とも一体ッスよ!」


群がる魔物を前に動揺すること無く、他愛の無い会話。三人に何故か緊張した様子はない。


「冷静ね………」


と、土壁の上。三人の隣に現れたのはマリナ。魔物に若干の嫌悪感を抱き表情を曇らせながら、三人の冷静ぶりに皮肉ともとれる言葉をかける。すると、問われた三人は。


「まぁ、緊張が無いっちゃぁ嘘だけど、対人戦よりは………なぁ!?」


「確かに、魔物等は要塞戦でかなり経験しましたから」


と、昌晃に続いて淳。


「まぁ、暴れるだけの魔物はやり易いのもあるッスから……」


と、更に発砲。耳をつんざく音が空気を震わせ、今度は2体同時に頭を吹き飛ばす。


「ほら、体ッスよ!?」


「いやいやいやぁ、匹だろぉ!!」


「頭じゃないですかね?」


再び再燃、マリナを置いていく程の討論。正直聞いているマリナにはどうでもよかったのだが。


「三人共、真面目にやりなさい!時任君、ここで援護を継続!」


「はいッス!」


「二人は私と来て、選抜したメンバーと打って出るわ!」


「マジかよ、マリナさん!?」


「確かに、もう少し敵を減らしてからでも………」


マリナの言葉に、二人が反論。しかし、マリナはゆっくりと首を振り。


「モンスター使役士の能力、アレは一度手にしたモンスターを特異能力で量産することが出来るの、半永久的に………」


「マジで…………?」


「残念ながらね」


片手を上げて肯定の仕草を見せる。マリナの赤を基調とした鎧が揺れ、同時に土壁を降りていく。それを見て昌晃と淳は観念してため息を吐き出し。


「おぉい純一、援護射撃よろしくなぁ」


「間違っても後ろからズドンッは勘弁ですよ」


冗談めかして淳が締めくくる。その頃には二人も土壁から降りて入口へと向かう。


選抜メンバー

希望の翼、旅団カモメ

マリナ、カナリス、リッチェル、ブフナー、ラース、昌晃、淳

コモス村常駐

ハイドゥ、ホールマン、ロイス

野盗旅団キリール

ジャコモ、アドルノ、ベーム、アグーテ、ベンソン


計15名


土壁の間に作られた、黒を基調とした門の前にメンバーが揃う。その数15人、多いととるか少ないととるかはそれぞれの感じ方だろうが、メンバーの表情に不安の色はなかった。


「揃ったわね、このメンバー以外は予定通り土壁の上から魔術攻撃に徹して貰うわ」


と、集まっていた全員に援護の説明をする、と。


「質問なんだけど、フレンドリーファイヤの心配は無いのかねぇ?」


誰もが思った事だろう、しかし、マリナは。


「心配は無いと、基本的にコチラの戦闘範囲外の敵に徹して貰うわ」


「乱戦でバラけて、戦線が拡がった場合はどうさね?」


「その場合は土壁に取りついた魔物のみに」


「了解さね………」


納得したと言わんばかりに手を上げるジャコモ。


「他には?」


マリナが他の質問を受け付ける。が一定の沈黙。それを質問無しと理解し。


「出撃は三分後、門は一度閉まれば戦闘終了までは開く事はありません、目標はモンスター使役士のカリエールと首魁ブゼの捕縛、全員生きて戻りましょう!」


そう締めくくり、マリナが門の前に立つ。それを合図に他のメンバーも門へと近づく。


出撃三分前。


「戦闘は連携のとりやすいように、各旅団で、人数の少ないコモス村常駐組はキリールの支援に」


マリナが、組分けの説明を行う。


二分前。


「淳、タバコ良いか?」


「どうぞ、にしても余裕ですね昌晃?」


「そう見えるか?緊張はしてるぜ」


そう言いながら、タバコを持つ手を見せる、微かに震えている。


「本当だねぇ、青年!」


と、そう言ったのは淳では無く、昌晃の脚を串刺しにしたジャコモだ。少しばかり愉しげに話しかけてくる、ジャコモに苦い表情を見せながら。


一分前。


「また、アンタかよ………良いのか、キリール班の指揮はよ?」


「指揮?あぁ、良いんさね、指揮はアドルノがいるからねぇ、それに戦闘が始まればこの人数、直ぐに乱戦でごった返しだろうねぇ」


ニヤニヤと昌晃の肩を叩く。何を思ってかは解らないが、それでも楽しそうだ。


「遊びじゃ無いんじゃねぇか?」


「当たり前さね、命が懸かってるからねぇ、昌晃も死ぬんじゃないよ!」


「……………いきなり馴れ馴れしい、名前呼びかよ!?」


「昨日の敵は………だろ?」


「だろって、戦闘終了後、敵に戻るんじゃ無いのか?」


昌晃に問われ、ジャコモは苦笑い。そして。


「ん〜、どうさねぇ、正直このまま味方でも良いんだけどねぇ、どう思う昌晃?」


「いやいや、俺に聞くなよ知らねぇよ」


「連れないねぇ…………ん?」


とその時、門が重くるしい音をたてて開き始める。


十秒前。


「全員戦闘準備、各旅団を班と呼称して門が開き次第出ます!!」


その時、オーガ達がおぞましい咆哮を上げて門に殺到。その瞬間、なし崩し的に戦闘が始まる。


「まず、魔物を門外に押し戻せ!!」


マリナの大声。刹那、戦闘部隊の体格の大柄なメンバーが身体強化を施し、雪崩れ込もうとするオーガを門外に押し出し。


戦闘部隊全員が外へと出ていく。


そして、オーガとの戦闘が始まる。

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