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日帰りで異世界に行ってみよう!  作者: プラズマ
正規昇格初任務編
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二日酔い、覚めました!!

閲覧有り難うございますm(__)m

感謝感謝ですm(__)m

「…………やっぱり二日酔いで相手をするには荷が重すぎたッスね……」


村の入口に捨て置かれ、黙って回復に専念していた純一。頭のもやもやもやっと晴れはじめ、吐き気も無くなって、身体の自由も利き始めた頃。


村の中央で。


昌晃がジャコモに撃破される。


「ありゃ…………?」


支援射撃に移ろうと、近くの民家の屋根に登った所で昌晃が自身が作り出した鮮血の血溜まりに仰向けに倒れる。


「マジッスか、あちゃぁ〜、なら、俺が再戦するしかなさそうッスね……」


魔導石をショットガンに。そのまま屋根を飛び降りる。


「あぁ、あぁ、あぁ、そこの鮮血の前で立っている、おねいさん、再戦はいかがですか?」


「うぅん?ありゃま、回復が早いこったね初戦の坊や君」


昌晃の足からククリ刀を抜き、顔面に蹴りを入れ意識を刈り取る。そして、血溜まりの中で純一に向き直り。


「酔いは覚めたのかい?」


「えぇ、次はさっき見たいには行きませんッスよ」


言葉の終わりと共に動き出す。見える範囲で、淳とシャリオで一度見たことのある五厘の紳士が別々の人物と戦っている。


「さぁ、日本人なら64式っしょ!!」


純一が魔導石を変化させ、銃剣装備の小銃を出現、単発で発砲。パンッパンッ、と渇いた音が村に響き渡る。


「良いのかねぇ、アタシの後ろには仲間がいるんだよ!?」


「大丈夫っすよ、俺の腕なら当てないッスから!」


更に発砲、今度は単連射。パパパンッと三発の弾丸が銃口から飛び出す。ジャコモの動きを予測しての射撃、接近を許さずに確実に純一自身の戦闘距離を保つ。


「二日酔いは相当堪えてたのかねぇ………」


「まぁ、ジツリキの五割程ッスね」


「それはそれはまた、エライ事じゃないさね」


更に発砲、弾丸が地面をえぐり、小さく砂煙が舞う。


「所で、連戦で卑怯とか言わないッスよね、おねぃさん?」


唐突。純一が発砲を続けながら大声で一言。勿論問われたジャコモも。


「当たり前さね、安心しなよ」


不適に笑みを浮かべながら、純一の言葉に反応

、安心しろと言わんばかりに返答をかえす。その間も右に左に。ジャコモが身体強化した身体を動かして、銃弾を寄せ付けない。スライドから排出され飛び散る廃薬莢、普通なら地面に落ちて転がるのだが、弾丸自体が純一の魔力で出来ているために、落ちた先から塵となって消滅していく。


パパパンッパパパンッパパパンッ!!引き金を引き続け。単連射を続ける、基本純一の魔力が尽きなければ弾切れになることも無い。それは淳や昌晃も同じだが。純一は二人に比べて遠距離に特化している。その為に銃のバリエーションは多い。


「ほぉら!」


接近。地を滑るジャコモの動き、何時しか距離を詰められ。ククリ刀が襲いかかる。が。


「行くッスよ!」


と、純一はそう言って射撃を止め、64小銃の銃床(ジュウショウ)で顎を打ちに行く。勿論それに反応したジャコモは、スウェーバックで回避。だが今度はそれを見越していた純一が顎を跳ねにいった銃床で顔面を突きに行く。流石にそれは予測出来ずに、ジャコモは地面に倒れこみ数度転がって回避。勿論純一は追撃、今度は銃口側に着剣している銃剣で刺しに行く。


一突き、そして発砲。更に一突きで発砲。ジャコモには刺さらずに地面を突き刺してそこから発砲。銃弾もセットで地面にめり込み。


「何か、えげつない武器だねぇ」


「誉め言葉ッスか?」


戦闘を継続しながらおどけてみる純一。更に銃剣で突きに行く。勿論ジャコモも負けていない。射線を避けながら距離を詰め攻撃。

純一はククリ刀の斬撃を小銃で受ける。


「心なしか、動きの切れが上がってる気がするねぇ」


「そりゃま酔いが抜けましたから、それに……」


と、その時ジャコモの背に、言い様の無い悪寒。同時に二人の視線がぶつかると、純一の深く冷たい視線が突き刺さる。


(……………この、坊や君)


何かに気付いた時、ジャコモに銃口が突き付けられている。


(いつの間に………)


警戒はしていた、しかし、気付いた時には銃口が向いていた。ゾッとするほどの自然さで。


そして。ズドンッ!何時しかショットガンに変化していた純一のそれは、何の躊躇も無く引き金を引き、ジャコモを包み込む。ばら蒔かれた散弾。超至近距離。地球でなら、相手は挽き肉ミンチになっている距離。

だが、ジャコモは防御障壁を展開し散弾を防ぐ、しかし、余りの唐突な銃撃に反応が追い付かず、肩の鉄製の鎧と 肩の肉を持っていかれ、肩口はぐちゃぐちゃになる。


「ぐっ……………!」


「ぐちゃぐちゃッスね、降参するッスか?」


ショットガンを構えたまま、飄々とした声音で降参を告げる。勿論、眼は笑っていない。

それを見たときジャコモは悟り、そして。


「……アタシらと………同類かい?」


苦痛に表情を歪めながら、確信を籠めて同類た口にする、すると純一はショットガンの銃口を一度だけ上下させて。


「まぁ、正当防衛だったんッスけどね、昔数年扮装地帯にいたものッスから」


「紛争………地帯?」


「あぁ、この世界はそこかしこ紛争地帯ッスもんね、解りませんか、まぁそこで…………ね」


飄々と喋ってはいるが、感情は籠っていない。多分では無く、確実に淳と昌晃の知らない事だ。それ故にその声量は小さい。


「余り聞かれたく無いことッスからね」


「ふ、ふは……面白い奴さね、さて、瀕死のアタシは………どうされるのかね………」


何故か毒気を抜かれ、ジャコモは銃口に怯える様子も無く自身の処遇を聞いてくる。すると、一度だけ思案顔を浮かべ。


「さて、俺にはどうにも、シャリオの役人か、この村の人々に決めてもらいましょう!」


純一の投げやりの言葉。と、その時、何処からともなく巨大火球が飛来する。


「マジッスか、くぅ、放水!!」


巨大火球を前に手をかざし、大量の水を放出する。ぶつかり合う魔術、ジュオゥと音を立て高温の水蒸気が立ち上る。


「ジャコモ!」


「クラリッサ………かい、助かったよ………!」


「派手に抉られて、ベーム、回復は済んだね、時間稼ぎな!」


「りょ、了解!」


クラリッサと呼ばれた女性がジャコモを抱え後方に下がる。勿論、純一が追撃しようとするが、淳にやられたベームが立ちはだかる。


「はぁ、面倒ッスね」


ベームと相対し、純一がため息を吐く。そして。


「王手はかけても、するりと滑り落ちて行くッスね………」


「訳のわかんねぇ事を!」


ベームが怒声を上げるものの、純一に動じた様子は無く。ただ淡々と戦闘体勢へと入る。



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