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日帰りで異世界に行ってみよう!  作者: プラズマ
正規昇格初任務編
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何の覚悟か!?

閲覧有り難うございますm(__)m

感謝感謝ですm(__)m

素早い斬撃が両側から昌晃を襲う。回避など間に合わない。今集めるだけの魔力を身体の全面に集中させて斬撃を受ける。

何とも言い難い音と共に、腹部に鈍痛。昌晃の表情が苦悶に歪む。


「咄嗟の判断にしてはやるねぇ」


振り切った所で有無も言わさない切り返しの一撃。今度はまた障壁崩し。今度は飛び上がってジャコモの背に回り込もうとする。


「何時までも防戦じゃねぇんだよぉっ!」


ジャコモの背を確認した瞬間、空中で日本刀を突きだす。確実に背を捉えた一撃、だが、ジャコモは身体を限界まで捻り、ククリ刀で突きを弾き飛ばす。


「甘いねぇ、剣に冴えが無いんじゃ無いかねぇ!!」


「くそっ!」


着地。と、共に両者一撃。互いの武器がぶつかり火花が飛び散る。不適に笑むジャコモ。攻めあぐねる昌晃。得意フィールドであるが、完全にジャコモに翻弄されている。


「ちぃぃぃっ!」


下段から斬り上げ、回避されると共に軌道を変更して袈裟懸けに斬り込んで行く。その間コンマ数秒。だが、今度はジャコモがバックステップで後方に。


「アンタも甘いじゃねぁか!?」


それを見るなり、一瞬腰を落とし溜めを作り。先程よりも早い突きを繰り出す。

が、それも見越して更に半歩後方に、昌晃の突きを紙一重でかわす、筈が突きがそこから更に伸びる。


「くっ…………!?」


今度はジャコモが呻く。何とか回避するがバランスを崩し地面を数度回転。勿論追撃されない様に、両者の間に土の槍を展開する。


「くそっ、抜け目がねぇなぁ…………」


追撃出来ず昌晃も仕切り直す為に距離をとる。その時にはジャコモも体勢を立て直す。


互いに動かずのにらみ合い。すると。


「藤堂 昌晃…………希望の翼団員………」


「あぁ!?」


「出身は不明、しかし冒険者の実力は新人ながらかなりのもの」


つらつらと、いきなり喋り始めるジャコモ。別に何かを見ているわけでもなく、戦闘体勢を保ったまま、口だけを動かす。


「ペラペラペラペラと、良く動く口だな………」


「さてねぇ………」


いきなりでイラつく昌晃。だが、ジャコモはそんな昌晃を見て、嘲笑うかの様におどける。ククリ刀をお手玉の様に空中に投げ。クルクルクルクルと空中を舞う。


「舐めてんのか?いや、舐めてるよな、アンタ……」


日本刀を更に握りしめる。と、それを見たジャコモは。


「最後に、一つ良いかねぇ?」


「あぁ!?」


「坊っちゃん、覚悟はあるのかい?」


「覚悟?」


「あぁ、覚悟さね」


「いきなり何だよそりゃ?あるに決まって………」


「戦う覚悟の話しじゃ無いんだよねぇ……」


何処か遠い目をしつつ、それでも昌晃に対して確信めいたものを持ってジャコモは会話を続ける。勿論何のことなのか昌晃には皆目検討もつかない。


「戦う覚悟じゃねぇなら何だってんだよ!」


苛立ちが募り、声も荒くなる。戦闘のはずが何時しか問答。訳が解らない上に相手は不適に笑みを浮かべている。それが更に昌晃を苛立たせる。


「さてねぇ、それを教える義理があるとは思えんさね………そう思うだろ坊っちゃん?」


「くそが!」


「さぁて、続きと行こうかねぇ」


会話が終わる、それと共にジャコモが再び動き出す。


更にスピードが上がる。それを目にして昌晃の魔導石が変化。ショットガンに。


「こっちも手加減無しだコラァ!!」


至近距離、散弾の威力を発揮するためにギリギリまで引き寄せて。


発砲。ズドンッ!!廃薬莢が舞い、散弾が拡がり迫るジャコモを覆う。


「はっ!この至近距離でいきなりの範囲攻撃かい………しかし!」


急停止からの全力防御障壁。散弾を防ぐ。細かな無数の弾丸が障壁に阻まれるも昌晃は直ぐ様日本刀に変化させて斬撃。しっかりと体重の乗った一撃は障壁に激突して防御障壁を形どる魔力を飛び散らせる。


「おぉぉぉぉっ!!」


更に一撃。今度は障壁にヒビが入る。だが、ジャコモに動揺した様子は無く、それどころか笑っている。


「余裕じゃねぇかよ!!」


「さてねぇ」


更に一撃。今度は障壁が破壊、魔力が硝子の様に飛び散り、散った先に消えていく。距離は日本刀の間合い。ククリ刀には若干不利だ。だが、ジャコモはぶれない。


消えた障壁。だが、二人の距離が変わることは無く、脚を地面に踏ん張り、まず昌晃が動く。突き。突きを回避され、ジャコモを追う様にそのままの横薙ぎの斬撃。しかし、ジャコモは身を屈め斬撃を回避。そのままククリ刀で脚を薙ぎに行く。勿論、昌晃も素早く後方に飛び退く、飛び退き様に上段からの一撃。普通ならジャコモも何かしらのアクションをとって回避するのだろうが、瞬きすらせずに突貫。

流石にこれには昌晃も驚愕するも、振り下ろした日本刀を止めることはしない。がそれでもジャコモの突進は止まらない。


そして、肩口に直撃。流石に一瞬ジャコモの表情が歪むがそこまで、肩を防御障壁で全力防御し。今度は日本刀の間合いを完全に潰し、二対のククリ刀が一閃。クロスした斬撃が昌晃の腹部を捉える。


「うっ………」


着ていたスーツが十字に裂け、腹部から鮮血が飛び散る。


「ははやるさねぇ、咄嗟にかわしたかい、でも完全じゃぁないさね」


ペロリと上唇を舐めて昌晃の状態を確認する。斬られた昌晃も決して浅い傷では無く表情を歪めながら、距離を。


「とらせる訳が無いさね!!」


追撃。姿勢を低くし地を滑るように距離を潰す。


追撃された昌晃も、距離をとれ無いと判断するや。脚を止めて迎撃姿勢。そのまま日本刀を振るう。


「ぐっ…………」


腹部に激痛。痛みで日本刀を握る力が入らない。そのせいで難なくジャコモは日本刀を弾き飛ばし、もう一刀を右足に突き刺す。


「グダグダさねぇ」


「い……………ってぇぇぇ!!」


スーツの防御障壁を貫通して、あっさりと黒のスーツがどす黒い鮮血に染まる。腹部の傷はまだ何とかなるが、太腿の串刺しは完全に戦闘の決着を予感させた。


「希望の翼の団員もこんなもんさね、アグーテ、ベンソン、そっちも早くしな!」


昌晃からは目を離さず、ジャコモは声を荒げる。残りは淳?のみ。

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