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日帰りで異世界に行ってみよう!  作者: プラズマ
正規昇格初任務編
71/136

出発しよか適当に!

閲覧有り難うございますm(__)m

何時しかPV一万越えてました、感謝です!

「尻イテェ…………」


夜間行軍プラス馬車、眠いのに余りの揺れに寝付けずにいたシャリオからの街道。昌晃は幌馬車の入口側から見える夜空を見上げる。


「まぁ、こっちの世界の方が夜空は綺麗けど概ねかわんねぇな日本もここも………」


寝転がって夜空を見上げ昌晃はそんな事を呟く。幌馬車の荷台には、シャリオで合流した希望の翼の団員が自分を含め7人思い思いの格好で眠っている。


「この揺れで寝れるたぁバイタリティーに溢れてるなぁ………」


感心しつつ、また夜空を見上げる。幌馬車の御者台では、シャリオで雇った御者が二人交代で運転を行っている。


ガタガタ、ゴトゴト。街道ではあるが、日本と違い舗装路でもなければ街灯も無い。ここにあるのは御者が生活魔術で作った街道を照らす光球と月明かりのみ。


「はてさて、野盗旅団キリールとはどんな奴ら何だろうな………」


そう独り言の様に呟き、昌晃はシャリオのロックフリー酒場での事を思い出す。



〜数時間前 ロックフリー酒場〜


「遅い、ポンコツは時間も守れないの!?」


「ジャリ…………」


扉を開け開口一番の言葉に、つい昌晃は缶ビールをくしゃりと握りつぶす。と、そんなやり取りを見ていた他のメンバーの一人が仲裁に入る。


「まぁまぁ、クリスっち落ち着いて、藤堂っちも……」


「ミリアムさん………」


「そうそう落ち着いてクリスっち、今回は貴女がリーダーなんだから、藤堂っちもそんな顔しない、オッケー?」


両者を宥め、昌晃を席に座らせる。既に今回の出撃メンバーは全員集まっているようで、その証拠に席は既に埋まっていた。


「で、今回の出撃メンバーだけど、一様自己紹介ね、私は希望の翼、第一戦闘団所属回復士ミリアム・アベーユで」


そう言って、自分の隣に視線を向ける。


「同じく第一戦闘団員カルステン・リッチェルA級下位だ……」


全身甲冑の黒髪オールバック。日本にいたらヤクザっぼい。


「僕はゲラルト・ブフナーです、リッチェルさんと同じ第一戦闘団です」


長身の金髪チャラ男、少し気弱気。


「バルテル・カナリス、そこのパーロンズ氏やアベーユ氏には任務で協力してもらった事がある、元希望の翼、遊撃戦闘団所属で現旅団カモメ団長だ」


五厘頭の顎髭。筋肉質のゴツい兄さん。


「アタシはアンニャ・コンツェン、カモメの副団長で魔導士」


黒髪ロングの眼鏡美女。


「クリス・パーロンズ、希望の翼第一戦闘団員、A級下位の魔導士、今回はこのパーティーのリーダーを拝命したわ、宜しく」


銀髪ロングの美少女。


藤堂(トウドウ) 昌晃(マサアキ)、希望の翼、所属は…………自由枠?」


若干の疑問を混じらせて、最後の自己紹介を行う昌晃。それと同時にミリアムが会話を再開。


「えぇ………唐突だけど今回の召集に応じてもらい有り難う、今回の任務はまだ不確定な要素が多いけど、一様はコモス村に近付く野盗旅団の捕縛ないし撃滅です………」


と、そこまで言って作戦指示書をテーブル中央に。全員の視線が一斉に集まる。すると。


「捕縛ないし撃滅、えらくアバウトだが敵の規模に対しての、コチラの人員が少な過ぎはしないか?」


「確かに、その辺りギルドからの指示は?」


カナリスとコンツェンが、進行役のアベーユに質問を投げ掛ける。が、問われたアベーユは。


「現状、ニシノ要塞戦後でかなり人員が減ってるから、現状の戦力とコモス村常駐戦力で何とかしろと………」


苦笑いのアベーユ、こればかりはアベーユを責めても仕方がない全員が一斉にため息を吐く。


「しかし、まだ確定と言う訳でも無いんですよね、僕らが行ったがいませんでしたと言う線も……」


「なきにしもあらずだな」


ブフナーに続きリッチェル。確かに野盗旅団接近情報は不確定要素が多い、それだけに誰かが行かなければならなかった。


「兎に角、向かってみましょう、こちらとしても行ってみないと何も解りませんし、情報が無さすぎますから……」


クリスが口を開き、全員を見回す。質問異論を無言で求めるが、全員が無言で返してくる。そして全員が立ち上がり、行動を開始する。



〜現在 幌馬車〜

「まぁ結局、作戦らしい作戦も無く、出たとこ勝負だな………」


幌馬車から見える夜空を見上げ、ゆっくりと目を瞑る。若干の眠気が訪れて来たことも相まって、やっと寝れそうになってきた、その時。


「藤堂君……」


不意の言葉。一瞬ギョッとしながらも頭を上げて言葉の方へと向くと。金髪チャラ男ブフナーだった。ブフナーは緊張した面持ちを見せながら語りかけてくる。


「皆さん熟睡してますから」


幌馬車の両側にある備え付けの長椅子に腰掛けていたブフナー、彼はさっと幌馬車の入口側に移動して、寝転んでいる昌晃を見下ろすように見て会話を始める。


「藤堂君は緊張しないんですか?」


「いきなりだな、ブフナーさん?」


小声ではあるがハッキリと聞こえる声での会話。


「いや、僕はニシノ要塞戦後の入団ですから、今回が三度目の出撃で」


「あぁ、それはまた、緊張するだろうな」


「え、えぇ、藤堂君は緊張しないんですか?」


「俺?」


問われて少しの思案。寝転がって腕を組むも別に迷った様子も無く。


「まぁ、多分ブフナーさん程は緊張してないな、それにニシノ要塞戦の経験もあるから」


「そっかぁ、凄いね君は」


「要は場数だと思うぜ、ブフナーさん、場数場数」


ニヤリと笑みを浮かべながら、寝ながらブフナーの膝をポンポンと叩く。


「まぁ、着かなきゃはじまんねぇし、寝ましょうやブフナーさん」


年上に対しての口調ではないが、一様旅団の先輩としてアドバイスして寝るように促す。


兎に角、明日にならないと本当にどう転ぶかは解らないのだから。




結果は………………



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