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ニシノ要塞防衛戦14 かましたれ!!

少し頑張って見ました、閲覧ありがとうございますm(__)m

「いよっしゃぁぁぁ!」


昌晃の剣戟を上段からの一撃を弾かれるが、跳ね返された反動を利用して下段からの一閃。


現状、淳の参入により形勢は完全に逆転。既に二体のゴブリンナイトを撃破し、パーカスか抑えているゴブリンナイトが此方へと介入。それに伴いゴブリンキングが形勢不利を察して。他の雑魚ゴブリンを投入し始める。


「研修ども、キングは任せたぞ!!」


パーカスが背を向けて雑魚ゴブリンとの戦闘に入る。


「了解です」


状況を見ながら淳が返答する。


森の中、ゴブリンの異様な叫びと、数少ない生き残りの怒号が飛び交い始める。それを背に、残りのゴブリンナイト二体とゴブリンキングが昌晃、淳、純一と対峙する。


………


静寂。周りは騒然としているが、この空間だけは一瞬だけでも静寂に包まれた。そして。


「アノカタのご助力のオカゲデ、ワレラは決起したのだ、それゆえに負けることはユルサレヌ!!」


ゴブリンキングが声を荒げると共に、前方のゴブリンナイトが動き出す。もう既に様子見は無い。一瞬で距離を詰め、片方は片手剣。もう片方は戦斧を振り上げ昌晃と斬り結ぶ。


二対一。普通なら劣勢も否めないが昌晃に動じる気配は無い。身体向上を限界にまで高めて、全力で戦闘を行う。


「おおぉぉぉっ!」


気合いを吐き出し一閃。横一文字に薙いだ一刀は先ずゴブリンナイトの片手剣を弾き返す。そのまま返す刀で戦斧のゴブリンナイトへと向かう。


距離を詰め戦斧の間合いを潰す。が、潰そうとするも流石にゴブリンナイトもそう易々とは行かず。戦斧の柄を使い逆に昌晃の接近を潰す。


「ちっ!!」


接近を阻まれるも、戦斧を交わしながら昌晃は武器破壊を試みる。しかし、今度は片手剣のゴブリンナイトが体勢を立て直し突きを繰り出す。咄嗟に反応して攻撃を回避するも、仕方なくゴブリンナイトから距離を取る昌晃。


「クソッ、流石にやりやがる!!」


刀を青眼に構え、仕切り直す昌晃。その間も頭の中で幾度とシュミレーションを行う。


と。ズドンッ!発砲音が何処からともなく響き渡り、ゴブリンナイトを強襲。しかし、今度は準備していたのかゴブリンナイトも銃撃を回避する。が、勿論その間を見逃す昌晃でもなく。すぐさま刀を握り締め駆け出す。


「おおぉぉぉっ!」


声を荒げ日本刀を振り上げ。気を吐くと同時に振り抜く。先ずは片手剣のゴブリンナイト。正面に置き1対1の構図。その間戦斧のゴブリンナイトとキングは淳&純一が足止め。


「ははっ、流石に近接戦の鬼ッすね、日本での喧嘩番長は伊達じゃぁないっすね!!」


昌晃の奮闘を見ながら、狙撃位置を移動する純一はその激しさに苦笑いを浮かべる。元々日本でも高校時代は喧嘩ばっかりだったと聞き及んでいたが、実際あの熾烈さをみると苦笑してしまう。


「まぁ、こっちも負けてらんないッすね」


姿を眩ませ、純一は森の木々を飛び移る。そして、安定した場所を見つけるや。ズドンッ!!狙いを付けて発砲。普通の狙撃ならばこんな簡単に狙撃などあり得ないが、魔導石の補助と魔術による身体向上によりそれを可能にしている。


一発撃って高速移動。中衛の淳がいるからこその行動であった。




視線を周囲に。後衛で高速移動と狙撃を続ける純一を背中越しに確認しながら淳は思案する。どうすれば残りの敵を排除できるか。勿論答えは至極簡単、相手を上回り撃滅すればいいのだ。


だが、相手の実力もなかなかなもので、それが難しいのは解っていた。だから当たり前だが淳は思案する。前衛で残りの二体とキングをどう料理するかを。


「純一、僕も前衛にでます!後方支援頼みます!」


魔導石を片手剣と盾に変化させ、淳がどこかにいる純一に声を上げる。反応はしないが、純一からのアプローチが無いために無言の返答ととり、淳は昌晃の元に駆け出す。


指揮官としての中衛ではあるが、淳自身が戦えない訳ではない。それはシャリオ平原でのミラーナ戦で淳自身が自分に証明している。


「炎!!」


駆けながら魔術を展開バスケットボール程の火球を二つ展開し、昌晃とゴブリンナイトの間に叩き込む。ゴウッ、と言う大音響が耳をつんざき両者の間で火柱を上げる。


「昌晃は戦斧のゴブリンナイトに、僕が片手剣の方を担当します!」


「キングはどうすんだ!?」


「やれないまでも純一が狙撃で牽制してくれます!!」


「了解!!」


この3ヶ月、ヴォバックでの淳の指揮は的確だった、なら昌晃に反論の意志は無く。直ぐに戦斧のゴブリンナイトへと鉾先を変える。それを背中越しに感じ、淳自身も片手剣のゴブリンナイトに向き。


「ここからは選手交代ですよ!」


上半身をスッポリと覆う盾を前面に構え、戦闘体勢をとる。距離は十メートル程、いざ戦闘が始まればすぐにでも無くなる距離。ジリジリと両者時計回りに動きながら出方を伺う。が、その時。


グァァァッ!!


咆哮と共に、ゴブリンナイトが動き出す。片手剣を振り上げ一足飛びに接近、十メートルの距離はまばたきする暇もなく無くなり、両者激突。まず叩きつける様な一撃が上段から振り下ろされ淳の盾を直撃、モロに衝撃を受ける形になったが、魔術で身体向上させているために淳は難なく攻撃を受け止める。

一撃、二撃、魔導石の防具の為そうそう壊れる事は無いが、それでも盾は軋む。上半身を覆う盾を正面に構え、ゴブリンナイトの隙を盾の隙間から伺う。


上段上段下段。ゴブリンナイトの素軽い剣戟が嵐のように盾に叩きつけられる。が、淳は動揺せずに守りに徹する。じっと、ただじっと、ゴブリンナイトを睨み付けて一瞬の隙を伺う。


「おぉっ!!」


刹那、数度の剣戟の後、一瞬ゴブリンナイトが盾の衝撃を抑えられず少しだけ片手剣を仰け反らせる。


「ふっ!!」


と、その隙を待ってましたと言わんばかりに淳が短く息を吐き出し、盾の隙間から片手剣で突きを繰り出す。俊足の一撃は有無もいわずゴブリンナイトの喉元へと突き刺さり。一瞬の呻きと痙攣の後、ゴブリンナイトは地面へと沈む。


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