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理解したのかどうかは分からないが、孝則先生はOKサインを出して俺達のところから去って行った。どうしよう。
①追う ②練習 ③帰る
ーまあ、②になりますかねえー
「練習しよ? 祭」
「お、おう。んじゃあさ、あたしの真似してくれればいいから。それで何と無く、覚えていってくれよう? 頼んだぜい」
祭は元気に、準備体操をし始めた。どうしよう。
①真似る ②何でこの俺がそんなこと… ③帰る
ー①ですよー
俺は祭がやっていた通りに、準備体操を終えた。まあ、体育の時間でやる奴と一緒なんだけどね。
「いち・に! いち・に。ほら、お前ぇもでい」
祭は一生懸命説明してくれてる。どうしよう。
①俺も祭を超えるくらい一生懸命に ②俺もやる ③帰る
ーまあこれも、①ですよねー
一生懸命頑張って、全力で練習に取り組んだ。
「はあ、疲れたぁ」
一日目だから易しくして貰ってるらしいが、それでも十分きつかった。体力尽きたもん、でも最後(まだ一日目)まで頑張って良かったよね。…これからも頑張らないとっ。
「これくらいで疲れてるんじゃねえ、帰ったらジョギングだろ?」
俺が帰る支度をしていると、祭はそう言ってニコッと笑ってくれた。どうしよう。
①勿論! ②当然! ③頑張ろう!
ー何ですって!? 僕がどれ選んだって変わらないんじゃ…、えっと①にしますー
「勿論!」
祭のそんな笑顔を前払いで貰ってるんだ、やらないってのは食い逃げみたいなもんじゃないか? それに一緒に走るって約束してるし、走ってるうちにまた笑顔が見れるかもしれないしね。




