べ
体育祭当日、どうしよう。
①係りも出番も本気で ②係り活動しっかりと ③とにかく走れ ④めんどくせえ
ーここは①を選んじゃうんですよねえー
俺は一生懸命最後までやりきって見せた。が、結局優勝は五組だった。体育祭の今日は、部活もないらしい。どうしよう。
①恋のところへ ②もう帰る! ③死ぬ
ーここも①を選ぶのですー
俺は係りの仕事を終わらせると、恋の元へ駆け寄って行った。
「あっ! お疲れ。八組何位だったっけ?」
恋も俺のところに駆け寄って来た。どうしよう。
①もう帰る! ②教えてあげる ③一位だったと言う
ーここは②ですよ、まあー
「三位だった、五組は優勝だったね」
恋が誰よりも優勝を望んでいたのを知っているから、俺は素直にそう言う。それでも俺は少し悔しかったのだが、恋の笑顔で全て吹き飛ぶ。
「ああ! でも正々堂々戦ったし、清々しいだろ?」
ニコッと揺れる恋の髪から、汗が俺の手に飛んできた。
「ああ、そうだな。疲れたし負けちゃったけど、凄くいい気分だな」
その日は恋と別れて家に帰った。ジョギングの時に、桜の文句に付き合って大変だったのを覚えている。
体育祭イベントはこれで終わり、次は文化祭になりますね。
攻略にとても重要なイベントです、今回はどうなるのでしょうか。くっくっくっく。
「文化祭の出し物、アタシらのクラスは何やる!?」
教室に飛び込んできた先生が、いつも通り叫んだ。
「誰か意見を出せ!」
先生が言うと、少女が元気良く手をあげた。
「何だ? 夢前! 言ってみろ!」
「メイド喫茶やりた~い!」
少女がそう言うと、周りの男子の目がキラキラした。男子はメイドやらないよな?
「賛成の奴! 手え挙げろ!」
先生が叫んだ。どうしよう。
①賛成 ②反対
ーここは①を選びましょうねえー
俺はめんどくさいので、手を挙げなかった。
「次は反対の奴、手え挙げろ! いなかったら決まりな!」
反対して新しい意見を出すのがめんどくさいのか、反対で手をあげる人は一人もいなかった。
「やった~! ウミちゃん、決まりだよね!」
意見を出した少女は、凄く喜んでいるようだった。
「ああ、決まりだ! じゃあ、役割を決めるぞ!」
先生は黒板に、色々な役割を書き殴った。
「やりたい役割の下に、名前を書いて来い!」
皆黒板のところに行き、自分の名前を書いている。どうしよう。
①俺も書きに ②空くのを待とう ③何でもいいよ
ーここも①を選んじゃうんですよー
俺は体育祭同様バーゲン状態の黒板下に侵入して、チョークを手にすることが出来た。




