ぶ
そして放課後…。
「今日からは各係のところに行くこと! いいな!」
誘導係は、体育館か…。俺は恋がいることを信じて、体育館へ向かって歩いていた。
「あっ先輩! 何係なんですか?」
途中で桜に遭遇した。どうしよう。
①答える ②答えない ③逃走
ー①にしてあげましょうかー
「俺は誘導係だよ、桜は?」
そのまま俺は訊き返す。
「僕? 放送係ですよ。でも先輩、誘導係じゃ恋と同じですね。知ってたんですか?」
やっぱり恋と同じだったんだ…! でも桜は何で知ってるんだろう、クラスが一緒なのかな? どうしよう。
①何と無くはね、桜は何で知ってるの? ②どうでもいいだろ
ーここも①を選ぶのですー
「何と無くはね、桜は何で知ってるの?」
「えっと、恋に教えて貰いました」
教えて貰った? ってことはクラスは違うのかな。俺が考えていると、桜も同じように考えるような仕草を見せていた。
「あの、先輩って何組でしたっけ?」
桜が訊いてくる。どうしよう。
①答える ②答えない ③逃走
ーここも①にしてあげましょうかー
「俺のクラス? 二年八組だよ」
「八組、ですか。それは残念ですね。恋は五組だし僕も三組、皆敵だけど…でも頑張りましょうね。先輩が相手でも、僕は容赦しませんから」
元気にニコッと笑うと、桜は廊下を曲がって行った。係りが違うから、作業をする部屋も違うんだもんな。放送係だったら、放送室でやるのかな。
「あっ、もしかして誘導係なのか!?」
体育館に入ると、恋が飛びついてくる。本当に嬉しそうで弾んだ声をしていて、眩し過ぎて顔なんか見ることも出来なかった。それと周囲から凄い視線が向けられてる、恥ずかし過ぎて顔を上げることも出来なかった。どうしよう。
①逃亡 ②逃走 ③逃げる ④何とか耐えて見せる
ーはい、②を選びましょうー
視線に耐えられなくなり、俺は遂に逃走した。
「ちょっと、どこ行くんだよ」
そんなこんなで恋と楽しく、真面目に作業を行った。何か担当の先生も先輩方も緩くて、結局全員ずっとそんな感じの雰囲気のまま本番を迎えた。
「今日は体育祭じゃ! 休んだら許さない、サボったら許さない…ぜぃ!」
先輩は普段よりも更に可笑しなテンションで、朝から騒ぎまくっている。感想、とても元気だなあ…と思いました。




