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幼馴染にフラれたのでちょっくら他の女子とイチャイチャして勉強することにする  作者: 猫の集会


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6/9

びっくり

 佐藤くんにオレの色々を伝授してから数日後、また誰かに話しかけられた。


「今日の放課後、ちょっといいかな?」

 と。


 驚いた。


 話しかけてきた相手っていうのは、学年一のかわい美人さんだった。


 別にかわいさんという名前では、ない。


 かわいいと美人のハーフで大人気の安《やす》さんだった。


 オレになんのご用事だろう?


 あんなに美人でも、佐藤くんみたいに痩せたい願望があるのだろうか?


 これ以上痩せてしまったら、それはオレの責任だ。


 責任は、とらせてもらうはず…ない。


 そうなる前に阻止せねば!


 どうやって、ダイエット方法を教えないようにしようか…


 レシピなくしちゃって!てへ☆作戦でいこうか?


 てか、レシピなんかないし…


 オレがダメなら佐藤くんに聞いてやる!ってなりかねない…


 あ、でもそれなら責任は佐藤くんに…


 …


 卑怯だ。


 オレは、卑怯すぎるだろ。


 人に責任をなすりつけようなんて…


 きちんと今の気持ちを伝えよう。


 君は、これ以上痩せなくていいと!


 オレは、安さんのところへ向かった。


「話ってなに?」

「あ、ここじゃあれなのでこっちにいいかな?」

「うん」


 言われるがまま、安さんについていった。

 

 


 ひとけのない校舎裏…


 こんなところに安さんと来る日があるなんて、夢にも思わなかったな。


 不思議な組み合わせの二人。


 …


「えと、話とは…」

「あのね、実は…好きなの」


 ⁉︎


「え、だれを?」

 いきなり恋の相談会がはじまった。


 突然すぎて驚いた。


 さっきまで雨だったのに、いきなり晴れて虹が出てるよ⁉︎くらいの驚きだ。


 オレがいきなり恋のキューピットに任命された日…


 まさかこんな日がくるなんて…


「わたしが好きなのは、君だよ?」



 ⁉︎


 君⁉︎


 きみだと⁉︎


 知らなかった…


 オレはずっとしろみだと思ってたのに…きみの方だったなんて…


 てか、そんな卵で例えた役割分担なんかどうでもいい。


 今は…


 安さんのことだ。


 ダイエット阻止しか考えていなかったので、いきなりの告白に驚くばかりだった。


「安さんって…オレのことが好きなの?」

「え、うん」



 …


 正直、嬉しい‼︎


 でも…


「ごめん、オレ…好きな人いるんだ…だから、安さんとは付き合えない。」

「そっか、まぁ仕方ないよね。わざわざ放課後残しちゃってごめんね、じゃ、またね」

 と、あっさりサッパリ帰ってしまった安さん。


 驚いた…


 そもそもオレを好きなのも、あっさり引き下がるのも、帰るはやさも…色々驚いた。


 安さんは、雰囲気も落ち着いてて、白い肌も艶髪も、優しい口調も素晴らしい。


 でも…


 でも、オレは…


 桜乃の笑顔を思い出してしまった。


 ただかわいいからって、付き合うのは…やっぱり違うと思う。


 まあ、断ったからといって…桜乃にはめっちゃ素敵な彼氏がいるんだけどね。


 彼氏がいても、好きなんだよ…


 諦めなきゃだけど、今はまだ…どうしても桜乃が心にすみついてて…


 だから…



 ——



 次の日、あの安さんがフラれたと大騒ぎになっていた。



 それって…


 フッたのって…


 オレ?


 生意気クソが‼︎って言われるかもなぁ…って思っていたが、意外とそんなことは、なかった。


 なんなら、オレが他の学校に超絶美人彼女がいると噂されるようになった。



 いや、ほんとうは…ほかの世界っていうか…ゲーム内っていうか…


 ね…


 桜花だけど…桜乃っていうか…


 そもそも桜乃が好きで、似たゲーム内桜花で謳歌してるっていうか…



 オレって…なにしてるんだろうなぁ。


 最近、どんどん肌ツヤいいけど…


 ビジュいいよね‼︎って女子から言われるけど…


 でもさ、なぜか桜乃は髪もパサパサで、笑顔も減って肌ツヤも元気ないように思う。


 もしかして、彼氏とうまくいってない⁉︎


 やっぱりオレが悪い⁉︎


 幼馴染だからって、彼氏いるの知らなかったからって、桜乃の部屋に行ったりしたから…


 だから、そのせいで彼氏とうまくいってない⁉︎



 これは…どうしたらいいのだろう⁉︎


 彼氏がそもそも同じ学校だったら、幼馴染とまた話してたねとか言われちゃうんじゃ…


 どうしたら桜乃と接触できるだろう…


 あ、彼氏にオレが直接謝る?


 全部オレが悪いって…


 てか、彼氏は気にしないって言ってたんだよね…?


 じゃあ、オレのせいじゃない?


 …


 ただのオレの関係ないところでの喧嘩?


 だったらいいけど…


 もし、原因がオレだとするなら…


 …


 どうしたらいいんだ…


 携帯に連絡…したらやっぱりダメだよね…


 直接話しかけてみるのも…やっぱりダメなんじゃ。


 てことで、オレはいいことを思いついた。


 プリントを渡すのだ。


 これ、先生から預かったといい、そっと手紙を一緒に渡した。



 大丈夫か?オレが迷惑かけてたらごめん。なんかあったら言ってほしい。って書いたやつを。


 そもそも、オレのせいで彼氏と拗れたなら、どうにかして謝りたい。


 彼氏にも桜乃にも。


 桜乃がとても心配すぎる…



 大丈夫なのだろうか…

 

 

 続く。








 

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