↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【第一部完結】魔女として断罪された悪役令嬢は婚約破棄されたので魔王の妃として溺愛されることを目指します  作者: 中臣悠月
第三章 内政チートで魔王の国を改革! 魔王からの好感度アップを目指します

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
33/101

6 まずは台所から改革しましょう! 便利な道具を提案してみます 2

 私は、この世界での食事と、前世での食事とを比較しながら、気になったところ、改善できるところはないかと、引き続き思案してみる。


「あ……!」

「他に何かありますか?」


 前々から気になっていたことはあった。この世界には、フォークがないのだ。

 料理は、ナイフで切り分けた後に、手で摘まんで食べるのである。

 肉や魚の脂で手が汚れてしまうから、テーブルには必ず指先を洗うボウルが置かれている。ボウルの中の水には、ハーブが浮かべられるなど細かな配慮がされているのはわかるのだが、フォークという便利グッズを知っている身にとっては、不便極まりない。

 前世で、箸やフォークで食べる生活に慣れていたことを思い出してからは、ずっと不便さを感じていた。

 おにぎりやハンバーガーならともかく、脂ぎった肉や魚を手づかみで食べなければならないというのは、手がベトベトになって、非常に気持ちが悪いのである。

 しかも、火傷の恐れがあるため、熱々のものは当然、手づかみでは食べることができない。


「料理を作る段階ではなく、食べる時なのですが……フォークという道具があると、女性も手の汚れを気にせず、食べやすいのではないかと思います」

「フォーク……ですか?」


 私は、先ほどのピーラーと同様に、床に絵を描いて説明をしてみせた。


「なるほど、このフォークというものに食べ物を刺して口に運ぶのですか。確かに、これなら手が汚れずにすみますね」


 もしくは、手づかみでも手が汚れないように、サンドイッチになっていればいいのではないか。

 この世界では、取り皿の代わりに、トランショワールという硬いパンを使う。

 焼いてから一週間ほど放置した、硬いパンだ。

 皿として使用し、肉汁が染みこんだトランショワールは、貧しい人や家畜、飼い犬に恵んでやるのが習わしとなっている。

 しかし、肉汁が染みたパンというのは、あれはあれで美味しいものである。

 私は、前世で食べたハンバーガーのバンズを思い出す。

 食べ方の配分を間違えて、中に挟んだパテを先に食べ切ってしまっても、肉汁の染みたバンズは、単独でも十分に美味しかった。

 ハンバーガーやサンドイッチを、この世界でも食べることはできないだろうか?



お気軽に評価やご感想をいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。