表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
30/37

王都脱出編―平穏な日常と終わりの使者②

 時刻は〇八三〇。レインハルトが運んできた朝食を取る。ベッドに座りながら、そのすぐ横にあるテーブルに乗せられたフレンチトーストを一齧り。続いてコーヒー牛乳を一飲み。本格サラダを一口。

 「ふふ、相変わらずプロ並みだわ。」

 『うむ、なかなかだな。』

 私の隣ではスライムもまた同じように食事をとっていた。本来スライムに食事などは必要ない。どころか呼吸、排泄、睡眠、発汗、・・・あらゆる生理機能が存在しないのだ。しないはずなのだ・・・。

 「美味しいの?」

 『ああ。』

 二人は短く言葉を交わす。エリザは美味しそうにフレンチトーストを食べるスライムを見て、毎日のように思うのだ。・・・このスライムは一体何なのだと。

 見ての通り食事をとる。それも心底幸せそうに・・・。排泄は知らんが、夜はベッドでぐっすり眠る。本も読むし、言葉も話す。


 まあ、可愛いから別にいいんだけど。


 『ところで主(仮)よ?これからどうするんだ?一人で暇をつぶすなら書物庫がお勧めだぞ。』

 「いや、聞いてないから・・・。それに今日くらい勉強とは無縁でいたいわ。」

 『クク、我にもそんな時期があったな。』

 「その言葉、何目線のつもりなの・・・。」

 『無論、アフロゼウス目線だ。』

 ドヤ~とするスライム。時々本気でお主が分らんよ。

 アフロゼウスはともかくとして、いざ暇になるとやりたい事って思いつかないものだ。PCや携帯でもあればいくらでも時間を潰せるのだが・・・。

 う~ん・・・

 「エリザベータ様。」

 その時、突然レインハルトから声を掛けられる。エリザは思考をいったん止め、前を見やった。

 「何?」

 「いえ、もし暇なら兵士の訓練の見学に来られてはいかがですか、と思いまして?」

 兵士の訓練か・・・そう言えば行ったことが無かった。

 「うん!それは、面白そうね。」

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ