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■ 片翼の仮堕天使
天の怒りにふれ、十人の天使が地へと堕とされた。だが神と一部の天使以外、なぜ彼らが堕とされたのかを知らない。
そんな中、堕とされた天使の一人ラファミラルが目を覚ます。かろうじて片翼だけは天使の翼が残されており、自らが「仮堕天」だと知る。しかし自分が堕とされた理由を始め、多くの記憶が欠落していた。
彼女へ啓示を与えに来た熾天使によると、現在、被らされている「偽りの仮面」が剥がれる時、彼女は全てを思い出し、天使に戻れるか、そのまま堕天するかが決まるという。仮面を剥がすには、堕天した残り九人の角の欠片が必要との事。
そんな時、ラファミラルは、とある女騎士が自害しようとする場に出くわした。彼女は一族を殺され絶望し、自らの命を絶たんとしていたのだった。
ラファミラルは女性騎士と契約をし、天使の力の一部を使って彼女に復讐を果たさせる代わり、自分を憑依させ、残り九人の堕天使の元を巡って、堕天の真相を探ろうとする。
人と仮堕天使。二心同体の奇妙な旅が、いま始まる(かも知れない)。




