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■ 月神テミラの隠し事

昔々、主神が世界をお創りになった時には、まだ陸と海と空しかありませんでした。それらの”外”には何もなく、つまり宇宙は全く存在しませんでした。


人間の行状に呆れかえった主神は、新たな実験場として宇宙を創る事にしました。そしてまずは今ある世界、すなわち地球の他に、月と太陽を含む十の星を創ろうと考えます。


ただ、自分はこの地に残り人間の行く末を見守ろうとお考えになったので、他の星の統治は部下の神々に任せようと候補を募り試験をします。


結果、それぞれの星を統治する神々は決まりましたが、次点で合格したテミラ神は月の守り神となりました。


「主神さま、どうして私があんな穴ぼこだらけの粗末な地へ追いやられるのです」


テミラは抗議しましたが、


「誤解をするな。お前には月から世界を見守り、ワシの補佐をしてほしいのじゃ」


と、主神は言いました。


しかしテミラは納得しません。彼女は前に主神へ意見を具申した事を、彼が根に持っているに違いないと考えました。


「いつか、復讐してやる」


テミラは、心に誓いました。そして他の星へと派遣された神々と密かに通じ、地球の主神を葬る計画を立てて行くのでした。


太陽系誕生の秘密と神々の画策を描く全く新しいスペースファンタジー、今ここに開幕!(しないと思う)


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