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第54話 新たな発見


迷宮での狩りを再開できたことで、思わぬ良い点があった。


以前は二十六名全員が狭い部屋にいたため、奴隷たちは横になって寝ることができず座って寝ていた。しかし、タカシを含め七名が迷宮へ行き、シャロンを含め七名が革靴作りをしているため、部屋に残るのは十二名になった。窮屈ではあるが、横になって寝られる時間ができたのだった。


また、迷宮での狩りや革靴作りは、奴隷たちにとって良い気分転換になったようだ。特に迷宮は鈍った体を動かすことができ、自然と笑顔が見られるようになった。当然、タカシとのスキンシップも一役買っているだろう。全員に好評かは定かではないが、反応の良い獣人娘は多い。獣人族は強い男に従う価値観が強いため、主人であるタカシを受け入れやすい面もあったようだ。


タカシは貧民街の奴隷商にて一日に十九人を抱くことに成功してから、性欲の限界値が上がったようで、無限とも思える性欲を発揮できるようになっていた。それゆえ、布団を持ち込んで安全地帯で暮らそうかと考えるほどに、充実したハーレムライフを送れていた。獣人奴隷は一グループ六人が三から四時間、一日四交代で迷宮で狩りをしている。タカシは安全地帯で休憩をしながら、話し相手に獣人奴隷を一人呼び出してはつまみ食いをするという、理想のハーレムライフを構築していた。


靴は一日に四足作れるようになり、すぐに獣人奴隷たち全員に行き渡った。新たに作った靴を売るには職人ギルドか商人ギルドに加入しなければならず、売れずに在庫が増える一方だった。しかし、いつも利用している服屋に相談したところ、中古としての下取り価格でいいなら、職人や商人ギルドに入らなくても買い取ってくれるとのことだった。


新品の作りたての靴を中古で売るには抵抗があったが、服やフード付きマントと割安で交換し、残りを少し高く買い取ってもらえるとのことだったので了承した。タカシの計算では、獣の皮の買取が高騰していた時よりも、シャロンたちが作った靴を中古で売った方が収入が多くなる計算だ。


これで何とか、ディオス領への移住計画を実行できる目途が立った。


実行日は、獣人奴隷たちを買い取った日から二、三週間後を考えていた。急ぐつもりはない。無理をして全てを台無しにはできない。じっくりと二十四名の奴隷たちの体調を見て判断したいと考えた。靴の生産が予想以上に順調なため、時間をかければその分稼げ、武器などを買ってディオス領に届けられるとも考えていた。


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