第25話 9階層での狩り
翌日、タカシたちは狩り場を九層に移していた。獣人の少女たちのことを考えると少し早い気もしたが、タカシとセルマがフォローすれば大丈夫だと判断した。タカシはキャロとカリンに九層での狩り方を教え始める。
「安全地帯の小部屋に近づくほど、モンスターの出現率は下がる。もし処理しきれないと感じたら、少しずつ下がること。あくまでも少しずつだ。焦って一気に下がると、トラブルの元になるから駄目だ」
タカシはそう言って、この階層の攻略法の続きを説明する。
「この通路を曲がったところに安全地帯の小部屋がある。狩り場は曲がり角付近で行う。通路の中央で戦うと敵が多く集まってくるから、壁に寄って狩りをするんだ。そうすると、モンスターたちは壁に沿って近寄ってくるため、結果的に一列になって倒しやすくなる。敵を増やしたい時は、通路の中央寄りで狩りをして調整できる」
二人の獣人の少女は、真剣な表情でタカシの話を聞いていた。
タカシは九層の安全地帯まで先導しながら、次々とモンスターを倒していく。安全地帯の部屋に到着すると、「見ていろ」とキャロ、カリン、セルマを部屋に残し、一人でモンスターを蹴散らし始めた。
低層のモンスターはそこまで強くないが、数が多いため、一人で処理するには単純な強さだけでなくセンスと慣れが必要だ。タカシはセルマに声をかけられるまで、モンスターを倒しまくった。
セルマの声で休憩に入り、その後三人と狩りを交代した。三人はモンスターの数の調整に苦労しているようだった。人数が多い方が逆に難しいことをタカシは知っていたが、二人の獣人族だけで狩りをさせるには不安があったこと、それにどこか自分の強さをアピールしたい気持ちもあった。
苦労している三人に、タカシは助っ人として加わった。タカシが入ることで狩りは安定し、足の踏み場もないほどドロップアイテムが床に散らばった。タカシは三人に「一歩も動かずに、目の前の敵を処理するんだ」と声をかけ、モンスターの数が減るのを見計らった。
「モンスターがいなくなったのを確認してから、なるべく足を動かさずにドロップを回収しよう」
そう言って、全員でドロップアイテムを回収する。その後、再び無限狩りを再開した。
獣人族の二人は忙しそうに動き回っているが、嫌そうな様子はない。タカシが「楽しいか?」と聞くと、二人とも元気よく「はい!」と答えた。
適度に休憩を挟みながら、狩りは続いた。そして休憩中、タカシはセルマを抱いた。
キャロとカリンは見て見ぬふりをしようとするが、好奇心には勝てなかったようだ。キャロはうつむきながらも上目遣いで、カリンは顔を隠した指の間からしっかりと、二人の行為を見ていた。
セルマはいつもは頼もしい戦士だが、抱かれた後は女の顔になる。事後の余韻を楽しむように体をくっつけ、キスをしたり胸を揉んだりと、緩やかにスキンシップをとった。
そして再び、狩りを再開した。




